燃料電池車「ミライ」

2014-12-17

脱ガソリン車を目指し、エコカーとして電気自動車とハイブリッド車が先行するなか、12月15日、世界初の一般向け燃料電池車「MIRAI(ミライ)」がトヨタ自動車によって発売されました。
ミライは、水素と酸素の化学反応で発生した電気でモーターを回して走行します。走行中に二酸化炭素などは排出せず、水しか排出しない「究極のエコカー」として注目が集まっています。

東京トヨペットでは、11月10日に事前受け付けを開始し、その結果120台が受注されました。官公庁や環境問題に関心が強い企業の注文が多かったなかで、予約者の4割は、自動車愛好家の個人だったそうです。
また、国内の年間販売目標が400台であるのに対し、全国から1000台規模の注文があるとみられ、納入には1年以上かかってしまう見通しとのことです。

ミライの本格的な普及を目指すなか、課題となっているものが二つあります。
一つ目は、燃料の水素を補給する水素ステーションの不足です。一般客が利用できる商用ステーションは全国にまだ2カ所しかなく、年度内に開設するものを合わせても、20カ所程度にとどまっているのが現状です。
電気自動車も、発売当初よりは少しずつ普及してきたとはいえ、まだまだ一般的にはガソリン車が主流となっています。なかなか電気自動車が普及しない理由として、充電ステーションが少なく、長距離の旅行などが不安という点が挙げられます。
電気自動車の普及が進まないと充電ステーションの建設も進まないという悪循環に陥っているようですが、本気で電気自動車や燃料電池車を普及させたいのならば、まずは電気自動車や燃料電池車に安心して乗ることができる環境を整えるべきであると私は思います。
二つ目は、燃料電池車の燃料となる水素を輸送するためには液体水素にする必要があるということです。
水素が液体化するために必要な温度は-253度であり、その温度を維持しつつ輸送しなければなりません。水素はオーストラリアなどから輸送されてくるため、輸送距離も長く、断熱性能などのハードルが高くなってしまいます。
その結果、輸送するための手間がかかってしまい、燃料のコストがどうしても上がってしまうことが予想されます。

課題はまだまだ他にもあるとは思いますが、ミライがエコカーの歴史を新たに切り開いたことは紛れもない事実です。
この勢いで、地球の未来のためにもエコカーが普及すると良いな、と私は思います。

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