はしか(麻疹)の流行について

2016-09-05

こんばんは。九月になりましたね。
まだまだ厳しい残暑が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ここ数日で話題となっていた台風12号ですが、気象庁の観測によると本日5日の午前1時すぎに長崎市付近に上陸したあと北上を続け、午前9時には九州の北の海上で熱帯低気圧に変わったとのことでした。
しかし、「台風じゃなくなったなら安心」というわけではないそうです。
気象庁によると、この熱帯低気圧による影響で、四国や近畿では6日にかけて局地的に非常に激しい雨が降る恐れがあるとのことなので、土砂災害などに十分注意が必要であるとのことでした。
外出の際は、気象情報をこまめにチェックして、しっかりと対策をして出かけたいですね。

さて、今日のブログのテーマは「はしか(麻疹)の流行について」です。
大阪府によって、9月4日、関西空港従業員のはしか集団感染で、新たに3人の感染が見つかり、感染者が計34人になったと発表されました。
また、関空以外でも、関空の対岸にある「りんくうプレミアム・アウトレット」とその周辺施設を利用した1人の感染が確認され、大阪府では集団感染との関連を調べているとのことでした。
私は関空近くに住んでいて、りんくうプレミアム・アウトレットへもよく買い物に行きますし、電車もJR関空快速をよく利用するので、本当に他人事ではありません。

はしかは非常に強い感染力を持ち、同じ室内に感染者がいれば、免疫を持たない人には確実にうつってしまうそうです。
はしかは、10~12日の潜伏期間の後、咳や鼻水、発熱などの風邪のような症状から始まります。
38℃以上の発熱が数日間続き、その後一旦熱は下がりますが、すぐに耳の裏の部分から発疹が全身に広がります。
発疹が出現する前後1,2日間に、口の中の粘膜に白い粘膜疹(コプリック斑)が現れるのがはしかの特徴であり、これを確認してはしかであると臨床診断されることがほとんどだそうです。
また、病気の経過中一番感染力が強い時期は、発疹が出る前とのことでした。

はしかを防ぐためには、予防接種が効果的です。
2006年6月以降、1歳児に1回、小学校入学一年前の幼児に1回と、計2回の予防接種が行われています。
しかしそれ以前は1回接種が基本だったため、現在20代の若者を中心として感染が広がってしまうのです。
今後、関西だけではなく全国へ流行が広がってしまう可能性も大いにあります。
1回接種しかしていない方は、自分がはしかの感染源になってしまわない為にも、予防接種を検討してみてはいかがでしょうか?

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