ひな祭りについて

2017-02-28

こんにちは。今日で二月も終わりですね。
一月は行く、二月は逃げる、と言いますが、年が明けてから今日まで本当に早かったです。

さて、今日のブログのテーマは「ひな祭り」についてです。
明日から三月ですが、三月に入るとすぐ、3月3日にひな祭りがあります。
ひな祭りには一般的に、女の子の成長と幸せを祈って母方の祖父母から雛人形が贈られます。私の実家にもガラスケースに入った大きな雛人形があって、毎年雛人形の前でひなあられを食べることを楽しみにしていたことをよく覚えています。
調べていて驚いたのですが、最近ではリカちゃん雛人形(リカちゃん人形が使われた雛人形)やプリンセス雛人形(目が大きくまつ毛が長い、現代風の顔立ちをした雛人形)などといった、変わった雛人形も売られているそうです。
確かに、子どもからすれば伝統的な昔ながらの雛人形より、子ども目線でもかわいらしく感じる雛人形の方が嬉しいのかもしれませんね。

日本に古くから存在するひな祭りですが、その歴史を調べてみたところ、ひな祭りが歴史的にいつ頃から始まったのかははっきりと分かっていないようです。
雛人形とは元々、3月上旬の巳の日に行われる「上巳の節句」の際に、草や藁で作った人形(ひとがた)で体を撫でて穢れを移したものを川に流すことによって厄払いとしていた行事と、貴族階級の女児が行っていた、紙の人形を使ったおままごと遊びである「ひいな遊び」が合わさって生まれたものだと言われているそうです。

江戸時代になると、幕府は上巳の節句を3月3日に制定しました。
その際、雛人形を飾る上巳の節句を女の子のための日、鎧兜やこいのぼりを飾る5月5日の端午の節句を男の子のための日と定めたそうです。
この頃には人形作りの技術が発達し、これまで紙で作られていた流し雛はより精巧に豪華になっていきました。そのため、江戸時代以降の上巳の節句では流し雛に変わって、雛人形を飾る風習が根付いていきました。

そして、雛人形には元来より厄災を人に変わって引き受ける人形(ひとがた)の役割があったため、女児の健やかな成長や幸せを願う日となったと言われています。
また、女性が旅行や嫁入りの際に、もし災いが起きたとしてもその身代わりになってもらえるように雛人形を持って道中を過ごしたそうです。
このことから、上流階級の娘の嫁入り道具として雛人形の需要は高まり、さらには天皇と皇后のような幸せな結婚になることを願って、男女が対になった雛人形が作られるようになったと言われています。

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