定年退職後の高齢者による、高齢者の生活支援サービス

2015-03-10

こんばんは。少し前にテレビで見たのですが、最近は「定年退職後の高齢者による、高齢者の生活支援サービス」というものが行われているそうです。

一人暮らしをしている要介護の高齢者は通常、ヘルパーに訪問介護に来てもらって日常生活の手伝いをしてもらいますが、ヘルパーの仕事には「できること」と「できないこと」が細かく決められているということをご存知ですか?
例えば、高齢者本人が過ごす場所の掃除は「できること」ですが、本人が使わない部屋やベランダなどの掃除は「できないこと」、本人の分の日常的な買い物の代行は「できること」ですが、お歳暮などの本人の分以外の買い物の代行は「できないこと」なのです。
また、植木の水やりや犬の散歩などもできません。

高齢者による生活支援サービスは、このような「ヘルパーができないこと」をボランティアや低価格で行ってくれるサービスだそうです。
一人暮らしをしている要介護の高齢者やその家族にとって、とても心強いサービスですよね。

もしあなたが「定年退職後の高齢者による生活支援サービスのメリット」について論文やレポートを書くとすれば、以下のような考察も必要です。

私が考える「定年退職後の高齢者による生活支援サービスのメリット」は、大きく分けて二つある。
一つ目は、ヘルパーができない仕事の穴を埋めてくれるので、要介護の高齢者がより満ち足りた生活を送ることができるということである。
例えば花を育てることが趣味の高齢者がいたとして、毎日の水やりが身体的に困難になったとする。その場合、ヘルパーは水やりをできないので、高齢者は趣味を諦めざるをえない状況になってしまうのである。
しかし定年退職後の高齢者による生活支援サービスを利用して水やりをしてもらえば、要介護の高齢者は今まで通り趣味を継続することができるのだ。
二つ目は、定年退職後の高齢者にとっても、要介護の高齢者を訪問することに生きがいを感じ、定期的に体を動かすことで認知症などの病気予防にもなることである。
今まで会社のために必死で働いてきた高齢者が定年になって仕事を失うことで、一気に老け込んでしまい認知症などを発症してしまうケースは珍しくないという。
そうならないためにも、現役で働いていたころと同じように人と触れ合い、体を動かしつづけるということは、定年退職後の高齢者にとって、とても大切なことなのである。

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