法学部の卒業論文~いったい何をテーマにすればいいの?

2018-07-11

「法学部なのにうちは卒論書かないといけないんだよな」・・・。実は法学部はのんびりできるところと、厳しいところの両極端にわかれます。入学時点であなたは気づかなかったかもしれません。入ってから、学年が進むにつれて実情を把握していく方が多いのも実情です。そこで、今日は法学部を取り巻く卒論の環境や背景を説明したうえで、卒論のテーマ案もお伝えします。時間のない方は、1を読み飛ばして、2テーマ案に一気に飛んで行ってもいいです。

1 法学部と卒論の背景
日本の大学では、卒業するにあたって卒業論文を書かなければならないところがほとんどです。
しかし、大学にもよりますが、法学部は卒業論文の提出が義務付けられていないところも多いようです。
その理由は、「卒業論文を書いている時間があったら、司法試験の勉強をしろ!」という考えの大学が多いからです。授業も、必修科目がなくて、いくつかの科目のなかから自分で選択する、選択必修科目しかないという大学が多いそうですね。
以上の理由から、法学部というのは卒業論文がないぶん楽なのでは?と思われてしまいそうですが、司法試験が存在するために自分でコツコツ勉強しなければならず、決して楽な学部ではないと言えるでしょう。

さて、卒業論文の提出が義務付けられていない大学が多い法学部ですが、なかには卒業論文の提出をしなければならない大学も存在します。
それは、「卒業論文というのは大学生活四年間の学びの集大成であるので、なくてはならないものである」という考えを持った大学です。
卒業論文を提出しなければならない法学部に在籍している学生さんは「いったい何をテーマに書いたらいいのだろう…。」と他の学部に在籍している学生さんより悩んでしまうこともあるでしょう。
卒業論文がない法学部が多いのに、どうして自分の大学だけ!」と嫌になってしまうことも当然だと思います。司法試験は、卒業論文があるからといって免除になるなんてことはありませんしね。
しかし、四年間の学びの集大成として卒業論文を書くなんて、もう今後の人生で二度とないかもしれません。
嫌だなー、と思わずに、一生の記念になると思って楽しんで書いてください!自分の力で頑張って仕上げるのだから、それは決して無駄な時間ではありません。

2法学部でどんなテーマがいいかな!?

法学部の卒業論文のテーマを悩んでいる学生さんのために、ヒントになりそうなキーワードをいくつか書いていきますね。

・裁判員裁判について→日本で定着してきた一方で課題もだいぶ見えてきました。諸外国と比較しても面白いでしょう
・少年犯罪、少年法について→ニュースや新聞を見ると凶悪な少年犯罪が印象に残ります。でも、統計としてはどうでしょうか?統計と絡めると、新聞だけでは見えてこない深い議論ができるでしょう
・魔女狩りについて→歴史的なテーマでもあり、人間心理とも絡みます。
・別姓婚姻について→先行研究も結構あります。女性の方が題材に選ぶ傾向があります。
・著作権について→特定の法律に絞るのは焦点が定まりやすくておすすめです。
・職場でのセクハラ・モラハラについて→昨今盛り上がっているテーマなので、多くのニュースに触れられるでしょう。
・死刑制度について→先日のオウム死刑囚の死刑執行は議論になりました。死刑制度について学者の方で議論が分かれているので、卒論として切り込むのも一案あります。
・時効制度について
・公害問題について
・特許法について
・シー・シェパードの取締りについて
・天皇について

これだけテーマ例をあげてみましたが、あなたが問題意識を持っていることであれば、なんでも卒論のテーマとなりえます。実際にはゼミの教官とも相談しながらテーマを決めて資料収集や執筆に取り掛かることになります。特にテーマ選定は卒論を進める上で大事な問題になりますので、興味のあることや、ちゃんと先行研究も手厚いものを選びましょう。

おわりに

レポラボでは法学部の論文の執筆実績も年間で10件ほどあります。「卒論を少しだけでも手伝ってもらえないだろうか・・・」、「卒論が手詰まりで少しでもアドバイスが欲しい」といった方には、卒論の全体図となるレジュメ作成、加筆修正、執筆代行だけでなく、面談やサポートも行っております。
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