絵本の読み聞かせ

2015-01-16

幼児期における絵本の読み聞かせが子どもの感性を豊かにし、想像力を育てることは世界中で広く知られており、多くの家庭や幼稚園、保育所では絵本の読み聞かせが取り入れられています。
私も小さいころはよく母親に絵本を読んでもらっていたようで、当時お気に入りだったと思われる絵本数冊は、今でもしっかりと表紙、挿絵、内容などを細かく覚えています。

今回、地元のボランティアによる「地域文庫」を40年以上にわたって続けてきた、東京多摩地域にある小金井市がニュースに取り上げられていました。東京都千代田区立四番町図書館館長である宮崎亜古さんが、文部科学省と国立教育政策研究所が共同で行ったある調査に注目したとのことです。

その調査というのは、全国の公立小中学校を対象とした「全国学力・学習調査」と家庭環境に関するアンケートで、それによると「『毎日10分以上読書をするか』という質問に対して『はい』と答えた子は、総じて読解力の問題の正答率が高かった」という結果が出たそうです。
この調査結果からも、習慣的に読書をするということは、本を読んでたくさんの文字に触れることによって語彙力がつき、小学校での学力アップにそのまま直結することが分かります。
そのためにも、小さいころから絵本の読み聞かせをし、親子で読書を楽しむ習慣をつけることは、究極の早期教育だと宮崎さんは述べていました。

もしあなたが「絵本の読み聞かせ」についての卒論やレポートを書こうとしているのならば、並木真理子先生の「幼稚園における絵本の読み聞かせの構成および保育者の動作・発話が 幼児の発話に及ぼす影響」という論文には目を通されていますか?
この論文では、「入園年齢のクラスにおいて、絵本、読み手、聞き手の条件が同一の場合の保育者の言動と幼児の発話の関連を検討する。」といったテーマを中心に、興味深い実験がなされています。
この論文はCiNii(サイニィ)というホームページで、無料で閲覧することができます。
このほかにも、CiNiiでは様々な分野の論文を閲覧することができるので(掲載されている論文には、有料のものと無料のものがあります)、あなたの論文作成にきっと役に立つことと思います。ぜひ参考にしてみてください。

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