乗馬を卒論のテーマにしてみたい!~趣味を卒論にする3つの方法~

2017-06-08

今回は趣味を卒論にする方法を取り上げます。趣味は個人差や個人の好みも大きい物ではありますが、あんまり人がやらない趣味をあなたが持っている場合、卒論では大きな武器になる可能性があります。なぜなら、先行研究さえしっかり固められれば、独自性のある論文として成立しやすいからです。
そこで、今回は乗馬を例にお話しします。

1 乗馬がどのくらい広がっているのか、もし広がっていないのであれば何が障壁か社会的背景を述べる
あなたが趣味を卒論に取り上げる場合、読者はそもそも「あなたの趣味が社会的にどんな立ち位置なのかすらわからない」ことがあります。そのため、どのくらい広がっていて、どういった人たちに受け入れられているのかを説明して全体像を示す必要があります。
乗馬というとまさに高級層のたしなみといったイメージを持たれるかもしれません。ですが、実は「乗馬クラブクレイン」のように全国に展開している乗馬クラブも存在していることから、ごく一部の地域や人たちだけのものではないということがうかがえます。
同社のホームページには以下のような記載があります

「今でこそクレインは乗馬業界のNo.1企業。馬を持っている人だけが乗馬を楽しめていた頃、初めて馬のレンタル制度を導入。その方が会員さんの負担が少なくなって乗馬人口の裾野を広げることができるからです。でも、当時は「貸し馬屋」と言われて同業者からはずいぶんバカにされたものです。」
(乗馬クラブの仕事目録 http://www.crane.co.jp/catalogue/index.html より引用)

つまり、馬を所有している人しか乗れなかった時代から、馬をシェアして乗る時代に変わっていった(変えていった)ということです。この所有からシェアという流れは、乗馬に限らず、近年の空き部屋を貸す「air bnb」やカーシェアリングといったサービスにも当てはまります。

2 先行研究でどんな話があるかをまとめていく
趣味の話になると、自分自身の経験や体験をふんだんに盛り込みたくなる方も見えますが、あくまでも卒論なので、個人的な話は限定的にして、客観的な事実や他の研究者の方がどう述べているかもしっかり盛り込んでいきましょう。
乗馬の場合、ciniiで調べると多くの研究が出てきます。ですが、乗馬の歴史やエンターテイメントとしての論文よりも、「乗馬療法」に関するものが多く見つかります。
先行研究では、乗馬療法に関する研究が多くなされてきた事実をあげ、具体的にどんな話がなされてきたのかをまとめていきましょう。
この記事の末尾に、卒論で使えそうな参考文献を一部紹介します。

3 独自の調査や見解をまとめていく
趣味の分野だと、同じ趣味を持っている他の方や、イベントの主催者の方に対してアンケートやインタビューを行うことが比較的容易です。
文献調査だけでまとめていく方法もありますが、せっかくの趣味なので、アンケートやインタビューを実施し、それらの結果をまとめた上でご自身の見解を述べると、より説得力のある論文に仕上がっていくでしょう。

乗馬の卒論でさらにアドバイスをお求めの場合、こちらまでお気軽にご相談くださいませ。

参考文献
乗馬療法を取り入れた作業療法プログラムの開発に向けて
小橋 一雄 , 石井 孝弘 , 竹嶋 理恵 , 長谷川 辰男 , 大関 健一郎 , 舩山 朋子 , 鈴木 幹夫 , 本間 信生 , 近藤 知子
帝京科学大学紀要 = Bulletin of Teikyo University of Science 11, 77-81, 2015

障害者のための乗馬療法
井原 正博 , 井原 昌代 , 堂村 実里
小児科 52(13), 1963-1968, 2011-12

クリエ三浦の取り組み (特集 馬の活用–乗馬の楽しみとホースセラピーに目を向けて)
須江 隆三
畜産の研究 65(1), 85-90, 2011-01

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