コンビニを卒論で取り上げたい!~日本でコンビニが台頭した理由と考察

2017-07-11

現在の日本ではいたるところにコンビニがあります。
都市部はもちろんのこと地方の山間部にまでコンビニは浸透しており、私たちの生活になくてはならないものとなっています。

ところで、海外に旅行していると日用品をどこで買えばよいのかわからなくて戸惑ってしまうことがあります。
中国や韓国ではある程度日本系のコンビニが進出していますが、ヨーロッパに行くときなどは日本のコンビニのようなお店がなく、「買い物しづらい…」と感じることがあります。

このような現状を踏まえると、コンビニが世界中に一律に普及しているものではなく日本で独自に成長していった小売形態であることが予想できます。

そこで今回の記事では、コンビニが日本で台頭してきた理由について考えていきます。

近年のコンビニ市場は、総売上高や総店舗数について成長傾向が続いており依然として成長段階にあるとされています。
実感としてはコンビニ数は飽和しているようにも感じられますが、未だに増え続けているというのが驚きです。

コンビニ市場の主要プレイヤーは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKなどです。
これらのプレイヤーは現在のコンビニ業界の中心となっていますが、どれも実は既存のスーパーマーケットによって設立されたものでした。

スーパーマーケットがコンビニを設立するようになったのは、大規模小売店規制法の制定が背景にあります。
商店会を中心とした小売業者と百貨店・スーパーマーケットなどの大規模店の間で対立が激しくなり、それを仲裁するためにこの法律が制定されました。

そして、この法による規制を回避するためにスーパーマーケット業界の企業はコンビニ業界へと積極的に新規参入してきました。
この新しい形態の小売店は、利便性を追求するようになった消費者の生活スタイルやニーズが変化に合致しており、急速に数を増やしていきます。

バラエティに富んだ品揃えや24時間営業など利便性の高い機能を備えたコンビニは、スーパーマーケットよりも少々割高になるにしても確実に需要を掴んでいきました。

1973年に制定された「大規模小売店舗法」でしたが、これはダイエーをはじめとした大規模スーパーマーケットが登場したことで既存の商店街が衰退して「シャッター街化」したことに対応したものでした。

この法は売り場面積が500平方メートル以上の大型店舗の出店を規制しました。
また出店の際に地域商店街との間で、開店日、売り場面積、閉店時間、休業時間等の事項に関して調整を行うことを義務付けており、スーパーマーケット業界は苦境に陥るかと思われました。

そこで、これを逆手にとって急速に普及したのがコンビニだったのです。

この法律が制定される以前からコンビニ型の店舗が存在していたことは事実です。
実際に、1969年大阪府豊中市に開業した「マイショップ第一号店マミー」、1970年開業の「大阪Kマート」、1971年北海道札幌市に開業した「セイコーマート」などは現在でいうコンビニの形態での小売業を行っていました。

しかし、1974年に開業したヨーカセブンや同年にスーパー大手ダイエーが開業したローソンは「大規模小売店舗法」の影響を受けたといえるでしょう。
また1980年に神奈川県横浜市に開業した「ミニストップ大倉山店」はジャスコによるものでした。を開業した。
さらにスーパー大手のユニーも同じ年に「サークルK」を開いており、コンビニ業界への進出が相次ぎました。

現在では当然の光景となったコンビニも、このような歴史的経緯をもって誕生したのでした。こういった歴史的経緯は卒論を執筆する際にも根拠ある事実となりますし、分量を増やしていく上でも大きな役割を果たします。根拠を固めてからの方が、あなたが主張したいことも説得力を強めます。

この内容を卒論に活用するならば、コンビニという具体的な題材を小テーマとしながら、小売業の変容という大テーマについて考えてみるのも面白いでしょう。

コンビニの卒論でお悩みの方は、お気軽にご相談くださいませ。

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