食品廃棄を減らすには?~卒論を書き進める3つ手順

2018-06-08

卒論代行レポラボです。
卒論のテーマを決める際に、「身近な問題を選ぶ」というのもよくつかわれる手の1つです。
身近な問題を卒論のテーマにすると興味をもって執筆が進められるという利点があります。
その一方で、多くのひとが問題を良く知っているからこそ論点が多すぎて議論を絞り込んでいけないという困難に直面しがちになります。

そこで、今日は食品廃棄を題材にテーマの絞り込みについて考えていきます。

食品廃棄を減らしていく方法について考えようと思ったとき、次のような思考プロセスを踏みます。

(1) そもそも食品廃棄とは何か
(2) 食品廃棄を減らすための現状の取組にはどのようなものがあるか
(3) 今後どのような工夫が必要か

論文として最も大切なのは(3)の部分であり、これが論文の中核となります。
しかしここで説得的な主張を行うためには、(1)(2)の内容を丁寧に考えていくことが不可欠です。

(1) そもそも食品廃棄とは何か

食品廃棄の現状を考えるには、正確な定義をもって統計調査の結果を参照するのがよいでしょう。
農林水産省によれば、食品廃棄(食品ロス)は「本来食べられるのに廃棄されているもの」(農林水産省「食品ロスの現状等」)と定義されています。

そしてその実態は、
・食品製造業・食品卸売業・小売業・外食産業などの食品関連事業者から排出される食品廃棄物量は1,100万トン
・そのうち300万トン程度が大豆ミールなどへの転換など有価取引されている
・その他の800万トンが食品廃棄物されている

ということが明らかにされています。

(2) 食品廃棄を減らすための現状の取組にはどのようなものがあるか

食品廃棄が生まれる状況は大きく二つあります。
一つ目は家庭などで食品を使い切ることができずに廃棄する場面、
二つ目は流通過程で売れ残った商品を廃棄することになる場面です。

家庭内に関しては、3Rという標語の下で意識改革の取り組みが行われています。
3RとはReduce(発生抑制)、Reuse (再利用または再使用)、Recycle(再生利用)のことで、食品廃棄については食育との関連で議論されています。

この点は学術的な議論も進んでおり、次のような見解が示されています。

「現在の食育は食育基本法などや推進基本計画等の法制度に則って進められているため、認識を改めた上での法改正によって、食育の枠を拡大させなければならない。行政的枠組みが変わることにより、支援されるNPOや市民団体も少なくないと思われる。また、同時に市民の食育に対する意識も改めなければならない。(中略)食に関する感謝の念と理解を育むことのできる活動が発展していくことには大いに期待したい。」
(石田 2013)

同様に、流通過程での取り組みも検討されています。

この段階での食品廃棄の主な原因は次の三点です

・新商品販売や規格変更に合わせて店頭から撤去された食品(定番カット食品)
・欠品を防止するために保有するうち、期限切れなどで販売できなくなった在庫
・製造過程での印刷ミス、流通過程での汚損・破損などの規格外品

これを削減していくために、2000年に「食品リサイクル法」が制定されており法制面からの対策が進められています。

以上で見てきたように、先行研究や統計資料を確認することで現状の分析を行うことができます。
これを下地にして自分なりの示唆を加えることで、説得力のある提言ができるようになります。

参考文献:
農林水産省「食品ロスの現状等」
http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/130802kaigi2.pdf
石田浩基、2013年「一般家庭における食品ロス削減に寄与する食育についての一考察-つながりと循環を学ぶ教育としての食育概念の拡大-」『龍谷大学大学院政策学研究』2
大村直己、2002年「食品ロスの実態とその背景」『Journal of the Japan Institute of Energy』82

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