ザ・インタビュー

2014-12-26

最近、テレビでは北朝鮮によるサイバー攻撃についての話題で持ちきりですね。 どのような問題だったかを時系列順にまとめてみますと、事の発端は、ソニーの米映画子会社であるソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を扱った内容のコメディー映画「ザ・インタビュー」を制作したところから始まりました。北朝鮮は2014年秋ごろからこの映画の公開に対して反発を繰り返していたそうです。 そしてついにSPEは、11月に北朝鮮によるサイバー攻撃を受けました。主演俳優であるジェームズ・フランコさんやセス・ローゲンさんの出演料をはじめ、製作元の映画会社の社員や役員の給与、大量の社内メモまでがサイバー攻撃によってネットに流出したそうです。 さらにハッカーがインターネット上に、「01年9月11日を忘れるな」「世界は恐怖に包まれるだろう」といったメッセージを掲載するなど、同映画を上映する映画館にテロを示唆したため、「ザ・インタビュー」はやむを得ず公開中止に追い込まれました。 一旦公開中止を決定した同映画ですが、ここでこの問題が終わることはありませんでした。 この決定に対して米国内で「表現の自由が侵害された」との批判が高まったことを受け、SPEは12月23日、一転して独立系映画館を中心に米国内での劇場上映を発表したのです。 そして、同映画は12月25日から劇場上映され、12月24日から米国内でのみインターネット配信による先行上映も行われました。 北朝鮮の今後の動向が気になるこの話題ですが、今のところ公表されている情報はここまでです。 北朝鮮とアメリカ、どちらの肩を持つというわけでもないのですが、私個人の感想を言いますと、まずこの映画のテーマ自体が国際的に見てまずかったのではないかな、と思います。 例え北朝鮮でなくとも、どこの国でも自国のまだ生きている代表者が暗殺される内容を描かれれば、良い気持ちはしないと思います。しかも、死を悼む内容ならまだしも、コメディー映画ですから、余計に不快感は増してしまうでしょうね。 アメリカの主張する「表現の自由」はもちろん侵害されてはならない大切な権利だと思いますし、北朝鮮によるサイバー攻撃やテロ予告などももちろん許されることではありません。 しかし、今回は「表現」の内容が悪かったのではないかな、と私は思います。 今後、まだまだ動きがありそうな問題ですが、悪い方向に行かなければいいな、と心から思います。

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