レポートと作詞。書き方の違い。

2015-03-19

みなさんこんにちは、しんみはるなです。
「しんみはるなのレポラボブログ」第3回目。
今回は、レポートと詞の書き方の違いについてお話しします。

レポートと詞。言葉をつかう、文章を書くという点では同じくくりです。
私自身、もともと詞だけを書いていたけど、「詞書いてんの?へぇ〜、ってことは文章うまいんだ?文章書けるんだったら、ライターできるでしょ?」なんていう無茶ぶりから、ライターをはじめた経緯があるくらい(笑)世間的には、あまり大差がないように思われています。
しかし、そんなことないんですよ。実は、圧倒的に違う点があります。それは、論理で書くか?感情で書くか?ということ。お察しの通り、論理=レポート、感情=詞です。

レポートに関しては、みなさんも馴染みがあるので、よくご存知かと思います。しっかり論点を押さえて、起承転結をつけてわかりやすく、とある事柄に対する核心に迫っていくように書くことが大事ですよね。文章として成り立っていること、論点が明確なことが前提。これは、ライターでも同じことです。
一方で、詞は文章として成り立っていなくてもいいんですよ。ぶっちゃけ。
と言いつつ、誤解を生みそうなので言い換えます。起承転結をしっかり守った書き方もあるっちゃあるけど、必ずしもそうでなくていいし、レポートほど厳密ではない。作詞に関しては、文章よりも楽曲が先行なので。どれだけメロディーを活かせるかが大切なんです。楽曲がまずあって、その次に文章がくる感じですね。
(これに関しては、詞を先に書くか、曲がすでにある状態で詞をつけるか、でもかなり変わってくるので、機会があれば詳しくお話しできたらいいなと思います。)

他にも明白な違いをあげるとしたら、文章量ですね。レポートは少なくとも2000字〜なのに対して、詞はせいぜい500〜600字程度です。
レポートはいかに文字数を稼ぐかが勝負。あれやこれやとこさえてきた情報を、余すことなく書き連ねることができる。自分なりの考察や理論も、目一杯にレポート用紙にぶつけることができる。指定の文字数が多ければ多いほど、書ける可能性も広がります。
詞は、楽曲に対して言葉を乗せることが前提なので、どう頑張っても500〜600字くらいなんですよ。なので、短い言葉の中にどれだけ意味を持たせられるかが勝負。いかに読み手の想像力を膨らませることができるか?が大事になってきます。伴って、書き手の感受性や個性もすごく必要になってきます。
想像力や感受性って、レポートの場合は(ゼロではないけど)ほぼ必要無いし、ひとくちに文章といっても、レポートと作詞だと対極の位置にあるんです。どちらも奥が深いし、面白いので、どんどん追求したいですね。

ところで、ブログはどっちなんでしょう?論理なのか感情なのか、、、
この記事を書きながら、ボヤッと疑問に思ってしまいました。

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