七五三について

2016-11-14

こんばんは。
11月になり、あちらこちらで「七五三」という言葉を耳にする季節になってきましたね。
我が家にはもうすぐ3歳になる息子がいるので、先週土曜日に近所の神社へ七五三のお参りに行ってきました。
お天気にも恵まれて絶好の七五三日和になり、本当に良かったと思います。

七五三は日本を代表する伝統行事の一つですが、あなたは七五三についてどれだけ知っていますか?
意外と知らない方も多いと思いますので、意味や由来について調べたものをまとめてみますね。

まず七五三はいつするのかというと、男児は3歳と5歳、女児は3歳と7歳と決まっています。
“満年齢”でするのか“数え年”でするのかは各家庭や地域にもよりますが、近年では満年齢に行うのが一般的だそうです。
昔は数え年で行うのが一般的だったそうです。
また、近い年の兄弟がいる場合、同じ年に七五三をするために、上の子は満年齢、下の子は数え年で行う、という場合も多いようです。
七五三の日は11月15日と決まっていますが、必ずしもこの日に行わなければいけないということではありません。
一般的には10月中旬~11月15日前後の休日に行われることが多いとのことでした。

七五三の歴史は室町時代までさかのぼります。
当時は今とは比べものにならないくらい乳幼児の死亡率が高かったため、「7歳までは神の子」とされ、悪く言えば人権が与えられていなかったそうです。
そのため、生まれて3~4年たって初めて、当時の戸籍にあたる「人別帳」や「氏子台帳」に登録されていたとのことです。
つまり、七五三とは無事に死亡率の高い乳幼児期を乗り切り、成長してこられた事の節目として、その子供の生まれた土地の神様にこれまでの感謝とこれからの加護を祈る儀式ということです。
そして、この儀式は元々、朝廷や貴族の間で行われていた儀式でした。

朝廷や貴族の間で行われていた儀式は、以下のとおりです。
・髪置き(かみおき)…3歳になると、男女ともに髪の毛を伸ばし始める。
・袴着(はかまぎ)…5歳になると、男児が初めて袴を身につける。
・帯解(おびとき)…7歳になると、女児が初めて帯を使い始める。

この儀式が江戸時代になると武家や裕福な商人の間でも行われるようになりました。
さらに明治時代になると、「7歳・5歳・3歳という節目をお祝いする行事」として庶民の間にも広まったそうです。
いつの時代にも、大切な子どもの健康と成長を願う気持ちは変わらないものですね。

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