企業分析と卒論って相性がいい?~企業の環境保全を一例に

2022-05-25

就職活動で避けて通れないこと。その一つに企業分析があります。志望企業のホームページを見たり、OBOG訪問をしたり、説明会に参加したり。

実は卒論と企業分析は相性がいいのです。例えば、「企業の社会貢献」、「コロナ禍で変わった企業のマーケティング戦略」といったテーマ。就活生であれば、実際に企業を訪問したり、人事の方から説明を受けたり、内定後であれば企業の工場見学などで企業のことに詳しくなります。これらは本や論文を読むだけではたどり着くことができません。卒論において「オリジナリティ」を確保することができるのです。特に内定後であれば、「卒論で会社の取り組みを書いている」と言えば、アドバイスももらいやすく、資料も手に入れやすいのです。

さらに、指導教官にとっても、学生独自の情報を高く評価します。学生の努力の結晶ですし、本や論文の切り貼りではできないですからね。

では、どんな構成が考えられるでしょうか?一例をあげてみましょう。

タイトル 「A社の環境保全に関する取り組み」

・はじめに→就活を通して企業が環境保全に取り組んでいることに関心を持った

・企業の環境保全の意義→環境保全にはお金もかかるが、企業にとっては長期的な利益を得られるし、社会からの評価も高くなる。

・A社が属する業界における環境保全→業界独自の慣行や価値観について

・A社の取り組みについて→HPや説明会、インタビューの内容。読み込めるなら有価証券報告書を用いるのもオススメ。

・考察

・おわりに

こういった方向が考えられます。実際には集めた先行研究やインタビュー内容によって章立ても変えていきます。

「環境保全」が企業にとって大事なのは間違いないのですが、業界によっても取り組みが全然違います。また、同じ業界でも積極的なところもあれば、どちらかと言えば消極的に取り組んでいるところもあります。その要因や差異に注目して考察するとよいものになります。

一般論としては、利益が多いところや業績が好調なところほど環境保全に余裕をもって取り組めます。もし赤字続きだったらそういった余裕を持てません。ですが、実際に調査してみると業績と連動しているわけではないところもあります。そういったときには「経営者の方針」「地元との関係性」などに検討の余地が出てきます。

今の時期だと、就活がていっぱいで、卒論を本格的に考えるには時間も労力も意識も向かない方が多いでしょう。これはどうしようもないし、私たちも同じ道をたどってきたので理解できます。今は頭の片隅でもいいし、ゼミのときに思い出すだけでも大丈夫!就活が一段落したときに「企業分析いっぱいしたし、卒論に使えないかな?」と思い起こしていただけたら幸いです。

最後に宣伝になりますが、卒論代行レポラボでは企業分析に関する卒論もお手伝いさせていただいております!お力になれることが多々ありますので、お困りの際はご相談ください。

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