秋の食中毒について

2015-10-18

こんばんは。すっかり過ごしやすい気候になってきましたね。
秋の行楽シーズンということもあり、このブログを読んでいただいている方の中にも、お弁当を持って家族や友人、恋人とお出かけされる方がいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで気をつけたいのが、今日のブログのテーマである「食中毒」です。
一般的に、食中毒が発生しやすいのは「梅雨から夏にかけて」だとされています。
確かに、食べ物が腐りやすい高温多湿のこの季節は食中毒の原因となる菌にとって最も活動しやすく、繁殖しやすい季節となっています。
しかし、厚生労働省の食中毒統計資料を見れば、昨年6月〜8月に計231件の食中毒が発生しているのに対し、同年9月〜11月の発生件数は計234件と、秋の食中毒も夏とほぼ同じ件数が発生していることが分かります。

食中毒の原因となる菌は、第一位がカンピロバクター属菌、第二位がブドウ球菌となっています。
秋の行楽シーズンだと、バーベキューで加熱不十分な肉を食べたり、細菌が増えたお弁当を食べたりすることが食中毒の原因とされています。
特に、背中に背負ったリュックサックの中のお弁当は、直射日光に当たると30度近くまで上がってしまうそうです。
高温多湿の環境が大好きな菌にとっては、絶交の繁殖場となってしまうわけですね。

厚生労働省は、食中毒の予防として「つけない」「増やさない」「やっつける」と提唱しています。
つまり、どういうことかと言うと、

・(菌を)つけない…食べ物を菌から守る為に、調理器具や食器類はしっかり洗い、清潔な状態を保つ。
・(菌を)増やさない…菌は20度以上の環境で活発になるため、買ってきた食材や、作った料理を長時間置く時は必ず冷蔵庫に保管するようにする。
・(菌を)やっつける…生で食べると菌が生きたまま腸に届き食中毒になりやすいため、加熱することを心掛ける。

ということです。
当たり前のようですが、アウトドアの場面で全て完璧に守られているかと考えると、少し不安な面もありますよね。

秋は食べ物がおいしい季節ですが、くれぐれも食中毒には気を付けて、健康第一で秋を楽しみましょう。

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