秋の食中毒について
こんにちは。
最近は晴れの日が多く、気温も涼しくなってきたので過ごしやすくなってきましたね。
秋の行楽シーズンということもあり、このブログを読んでいただいている方の中にも、週末にはお弁当を持って家族や友人などとお出かけされる方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで気をつけたいのが、今日のブログのテーマである「食中毒」です。
一般的に、食中毒が発生しやすいのは「梅雨から夏にかけて」の時期だとされています。
皆さんも、食中毒といえばこの時期をイメージされる方がほとんどだと思います。
確かに、食べ物が腐りやすい高温多湿のこの時期は食中毒の原因となる菌にとって最も活動しやすく、繁殖しやすい季節となっています。
しかし厚生労働省の食中毒統計資料によると、例年、秋には夏とほぼ同じ件数の食中毒が発生しているとのことです。
食中毒の原因となる菌は、第一位がカンピロバクター属菌、第二位がブドウ球菌となっています。
秋の行楽シーズンだと、バーベキューで加熱不十分な肉を食べたり、細菌が増えたお弁当を食べたりすることが食中毒の原因とされています。
特に、背中に背負ったリュックサックの中のお弁当は、直射日光に当たると30度近くまで上がってしまうそうです。
そのため、高温多湿の環境が大好きな菌にとっては、絶交の繁殖場となってしまうわけですね。
厚生労働省は、食中毒の予防として「つけない」「増やさない」「やっつける」と提唱しています。
つまり、どういうことかと言うと、
★(菌を)つけない…食べ物を菌から守る為に、調理器具や食器類はしっかり洗い、清潔な状態を保つ。
★(菌を)増やさない…菌は20度以上の環境で活発になるため、買ってきた食材や、作った料理を長時間置く時は必ず冷蔵庫に保管するようにする。
★(菌を)やっつける…生で食べると菌が生きたまま腸に届き食中毒になりやすいため、加熱することを心掛ける。
ということです。
当たり前のようですが、アウトドアの場面で全て完璧に守られているかと考えると、少し不安な面もありますよね。
秋は食べ物がおいしい季節ですが、くれぐれも食中毒には気を付けて、健康第一で秋を楽しみましょう。