養育里親制度について

2015-08-27

こんばんは。
私が住む大阪では台風が過ぎ去り、暑すぎず良い気候になってきました。
早く涼しい秋になってほしいものです。

さて、あなたは「養育里親」の制度をご存じですか?
「養育里親」とは、親の病気や虐待などの理由によって親元で暮らせない子供を一時的にあずかる制度のことを指しますが、今回、大阪府が全国でも珍しい0~2歳の乳幼児の世話に限定した里親の募集を始めたそうです。

「養育里親」の話に入る前に、簡単に里親制度について説明します。
里親制度には大きく分けて三つの制度があります。
一つ目は、「養子里親」です。
これは、児童福祉法に基づいて親が養育できない子供を、養子縁組して育てる制度のことを指します。
二つ目は、上記にも少し述べた「養育里親」です。
これは、子供をあずかって一定期間育てる制度のことを指します。
三つ目は、「週末里親」です。
これは、普段は児童養護施設などで生活している子供を、週末や長期休暇限定であずかる制度の事を指します。

話は戻りますが、厚生労働省によると、今回大阪府が0~2歳の乳幼児の世話に限定した里親の募集を始めたきっかけは、「小中学生の面倒を見ることはできないけれども、赤ちゃんの世話ならできる」といった声が寄せられたからだそうです。
大阪府では、ただ子供の年齢を限定するだけでなく、あずかり期間を1~2週間と短くすることによって里親になる家庭への負担が小さくなるように配慮しているとのことです。
里親と子供の相性が合えば、1~2週間のあずかり予定期間を超えたり、子供が3歳になっても養育を継続することが可能だそうで、子供がなついた里親から急に引き離される可能性は低いとのことでした。

住む地域によって差はあるかもしれませんが、大阪府の場合ですと、養育里親の希望者は児童相談所との面接や研修などを経て登録が完了するそうです。また、子供をあずかる場合は手当が支給されるとのことです。
「今の自分には関係ない」と思っている方も、この制度のことを頭の片隅に入れておいてみてはいかがでしょうか?
このような制度が充実することは、子供にとっても里親となる大人にとっても、双方にメリットがあり、とても良いことだと思います。
この制度によって、一人でも多くの子供が優しい里親の元で幸せになればいいな、と心から思います。

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