まつ毛エクステの危険性について
こんばんは。昨日は久しぶりに良いお天気だったので、洗濯物がとてもはかどりました。
部屋干しでも洗濯物は乾きますが、やはり天日干しは気持ちがいいものなので、早く梅雨が明けてほしいですよね。
さて、今日のニュースは若い女性を中心に人気を集めている「まつ毛エクステンション」についてです。
「まつ毛エクステンション」とは、まつ毛を長く見せるために人工毛を自分のまつ毛に接着剤で貼りつける美容行為のことを指します。
人工毛を直接まぶたに貼りつけるつけまつ毛に対して、まつ毛エクステは感染症の危険性を伴うため、高度な専門知識と技術を持った美容師免許を所持している者にしか施術が許されていません。
しかし、国民生活センターによって今月4日、まつ毛エクステの施術をした4人に1人が目の痛みやまぶたのかゆみなどの健康被害を経験していたとする調査結果が発表されました。
なんでも2010年以降、全国の消費者センターなどには599件もの数のまつ毛エクステに関わる相談が寄せられていたそうです。
こうした背景から、国民生活センターでは今年3月に、過去1年間にまつ毛エクステの施術を受けた10代から50代の女性1000人にインターネットで実態を調査しました。
調査によると、目やその周辺に異変や違和感を経験した人が全体の25%を占める250人もいたそうです。
具体的には「目の痛みやゴロゴロするなどの異物感」が46%、次いで「目やまぶたのかゆみ」が31.2%、「目の充血」が26%の順でした。
なかには、「自分のまつ毛が異常に抜けた」「まつ毛が生えなくなった」が5%のほか、「視力の低下やかすみ」「視界が悪くなった」「黒目が濁った」などと答える人もいたとのことなので、怖いですよね。
2012年度に厚生労働省によって発表された実態把握調査によると、健康被害のあった患者を治療した医師の7割が「接着剤が原因である」と答えていたそうです。接着剤の成分には、アレルギー性皮膚炎や眼刺激性のリスクがある物質が含まれていると指摘されているとのことです。
まつ毛エクステはお化粧の時間が短縮できる、とても便利な施術には間違いないですが、サロンを選ぶときは施術者が美容師免許を持っていることなどを確認することが大切だと言えますね。