ホンダ・フランツシステム
こんばんは。この週末、急に冷え込んできましたね。
寒いと外出するのが億劫になりますが、雪が降ると不思議と外に出たい気分になります。
雪の日に自動車で外出される方は、スノータイヤを履き、十分に気を付けて運転してくださいね。
大学四回生のみなさんは、そろそろ卒論の提出日なのではないでしょうか?
大学生活の集大成である卒業論文、書き上げてみていかがですか?納得のいくものが書けましたか?
二万字もの論文を書き上げたという経験は、きっといつか役に立つときがくることと思います。
自信を持って、春から社会人として頑張ってくださいね。
さて、今日のブログのテーマは「足だけで運転できる自動車」についてです。
1月15日、自動車メーカーのホンダで「足だけで運転できる自動車」の受注が始まりました。
この足だけで運転できるシステムは「ホンダ・フランツシステム」と名付けられており、両上肢で運転が困難な方向けに開発されました。
その詳細は、以下のとおりです。
運転席の左足側に、靴が固定されたハンドル操作用ペダルが置かれています。
その靴の中に左足を入れ、ペダルを奥にこぐと左に曲がり、手前にこぐと右に曲がるようになっています。
さらに右足側には、アクセルやブレーキに加え、シフトを変えられるペダルが備え付けられています。
ホンダ・フランツシステムが装着できる車種はフィット・ハイブリッドで、3月中旬に発売されるとのことです。
また、価格は車本体の価格(税込169万円)に、150万~250万円程度が上乗せになるとのことでした。
フランツシステムは元々、左足の前後の回転運動によるステアリング操作を可能にした足動運転補助装置として1965年にドイツで開発され、その後ヨーロッパで高い評価を得ていたそうです。
ホンダは、1981年にシステム開発者のフランツ氏から技術指導を受け、さらに独自の技術を加えて1982年に国内で初めてフランツシステムを販売していたそうです。
なお、現在日本でこのシステムを提供しているのは、ホンダだけとのことです。
身体に障がいがあっても一人で車に乗れるということは、QOL(生活の質)向上に繋がることが期待されます。
一人でも多くの身体障がい者が、このシステムによってより良い生活を手に入れられると良いな、と私は思います。