中国の春節について

2015-02-20

昨日2月19日は、中国の春節でした。テレビでもにぎやかな花火や爆竹などの映像が多く取り上げられていましたね。
しかし近年、花火や爆竹による大気汚染の問題が騒がれています。
北京市では大気汚染対策として、花火や爆竹の販売期間を例年より半減させていたそうですが、今年も北京市では大気のPM2.5のレベルが一時、6段階の汚染指標のうち最悪の「深刻な汚染」を記録したそうです。

暗い話題から入ってしまいましたが、そもそも春節とは、旧暦の正月のことを指します。
2015年春節の休みの期間は、2月18日から2月24日までの7連休だそうです。そのため中国では、この期間はお店もほとんどお休みになってしまうとのことなので、中国にこの時期観光に行かれる方は気を付けた方が良いですね。

逆に、この期間に日本に観光に来られる中国人はかなりの数がいらっしゃるようです。
中国人観光客が日本で購入する4大商品は「魔法瓶」「セラミック包丁」「洗浄便座」「電気炊飯器」だそうで、その人気の理由は、高品質であることに加えて、日本では中国国内の価格の半額~3分の1で購入できることだそうです。
日本のメーカーが海外で高品質だと有名になっていて、わざわざそれを求めて日本に買いに来てくれているのだと思うと、日本人として嬉しく思いますよね。

また、この期間は中国人にとって帰省ラッシュでもあるようで、その際に結婚を催促する両親や親戚たちに「恋人」とウソをついて紹介し、その場しのぎとしてレンタルの「彼氏」や「彼女」を使う独身の若者が続出しているとのことです。
その背景としては、一人っ子政策で大事に育てた子どもを早く結婚させてあげたいという親の気持ちがあるようで、中国では、なかなか結婚しない子どもにかわって親同士が「お見合い」をすることも珍しくないそうです。
確かに子ども側からすれば、帰省するたびに親が結婚の話題ばかりだと嫌になってしまい、このようなビジネスに頼りたくなる気持ちも分かります。しかし、彼女役の女性が犯罪に遭ったり、報酬金をだまし取られたりする事例も続出しているそうなので、このようなビジネスが蔓延してしまうのもなんだかなぁ、という気持ちになります。たとえビジネスとして成立しても、結局はその場しのぎにしかならないですしね。
子どもがこのようなビジネスに頼らないよう、結婚については親子でしっかりと話し合いお互いが納得したうえで、親は子どもにプレッシャーを与えすぎず見守ることが大切だと私は思います。

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