冷たい飲み物と常温の飲み物
こんばんは。最近、日中はすっかり夏の陽気を思わせる暑さですね。
こうも暑いと冷たい飲み物や食べ物が欲しくなります。
自動販売機では「あったか~い」の文字が消え、「つめた~い」ばかりになる時期ですが、今回、アサヒ飲料が自動販売機でコールド(約5℃)とホット(約50℃)の温度帯に加えて、常温(約20℃)でも提供することができる新型機の展開を始めたとのニュースが報じられました。
以前からコンビニなどでは一部常温の飲み物が販売されているのを見かけたことはありますが、そういえば自販機では販売されていなかったな、と目から鱗でした。
現在は、エアコンが効いているビルやオフィス内を中心に40台を設置済みで、2016年末までに300台へと増やす計画とのことです。
涼しい環境ならなおさら常温の飲み物が欲しい人も多いでしょうから、とても良い計画だな、と私は思いました。
ところで、“常温の飲み物の方が冷たい飲み物より身体に良い”ということをあなたはご存じですか?
真夏の暑い日にはキンキンに冷えた冷たい飲み物を飲みたくなりますが、常温の飲み物の利点について調べていたところ、冷たい飲み物は身体を冷やしてしまうので健康上は好ましくないということが分かりました。
冷たい飲み物を飲むと胃腸が弱り、食欲の低下が起こり、夏バテに繋がるとのことです。
元々胃腸の弱い人なら、冷たい飲み物を飲むだけでお腹が痛くなったり、下痢をしてしまったりということもあるようです。
そして、体温の低下は免疫の低下につながるため、夏風邪などをひきやすくなってしまうとのことでした。
また、熱中症の予防には冷たい飲み物より常温の飲み物の方が適しています。その理由は二つあります。
一つ目は、冷たい飲み物は常温の飲み物に比べて多く飲めないからです。そのため、水分補給が十分にできていない場合もあるのです。
二つ目は、胃などの消化器は37℃程度で正常に機能するため、冷たい飲み物を飲んで体温が下がると、適温に戻そうとして体内の血液や水分が胃に集まってきてしまうからです。
ただでさえ夏は身体が脱水しがちになってしまうのにもかかわらず、水分が一点に集まってしまい、脱水症状が進みやすくなってしまうのです。
こう書いていくと、冷たい飲み物にはデメリットしかないように思えますが、暑い日に太陽の下で飲む冷たい飲み物は美味しいものです。
状況によって、冷たい飲み物と常温の飲み物を賢く使い分けていきたいですね。