卒論代行で依頼できること・できないこと
卒論代行レポラボです。今日は卒論代行で何ができるのか、逆に何ができないのかをお話しします。
「うちの学生が利用してるのか、けしからん!」と問い合わせてくる残念な教官の方がいたり、「卒論とにかくなんでもいいから書いてほしい」という依頼主様が見えたりするのです。
まず、大前提として知ってほしいのは、卒論はいきなり完成して提出するものではありません。1万字や2万字といった分量をほとんどの学生の方は人生で初めて書くわけです。まず、そんな大作がいきなりポンと空から降ってきたり、仕上がったりしたらおかしな話ですよね?基本的には、テーマ決め→先行研究の分析→実際に執筆→考察といった流れになります。重要なポイントでは指導教官の方が見て、一緒に議論したり考えたりしてくれたりします。
「うちの学生が利用してるのか、けしからん!」と言う教官の方は、もしかしたら学生の方の相談や進捗状況をほとんど確認していなかったのかもしれません。また、「卒論とにかくなんでもいいから書いてほしい」という依頼主様は目の前のことで頭がいっぱいで、提出後の指導員の方とのやりとりのことを何も考えられない状態かもしれません。
物理的、理屈的には、卒論に関することはだいたい何でもできます。ただし、こういった理由から「テーマは自分で決めた方がいいですよ」とか「何をされたいんですか?」、「仮に全部一から我々が書いたとしても、その後の教官とのやりとりで何もできなくて困りますよ」といったことも率直にお伝えさせていただいております。商売としては何も聞かずに依頼されたことをやるのが一番儲かるのは重々承知ですが、それでは依頼主様の問題が何も解決しないし、教官の方からの照会が増えても意味がないですしね。
したがって、実際のところは「途中まで書いてみたんだけど、しっくりこないからプロの目で見てほしい」「指導員から修正の指示を受けたが、いい資料も見当たらないし思い浮かばない」「先行研究からどう考察につなげればいいかわからない」。こういったところまで進んで、どうにも先に進めなくて困っている依頼主様からのご相談も多くいただいております。
一方で就活が長引いて全く手つかずの方からの相談もあります。そういったときはせめてテーマなり問題意識は持たれた方がいいでしょう。というのも、やりたいことや問題意識さえあれば、指導員の方ともお話ができるからです。例えば、「小麦粉の値上げが与える影響が気になる。なぜなら、就活で食品会社を多く受けたから」といった具合で十分です。ここまで問題意識があれば、卒論であれば日本の自給率、補助金制度、輸入小麦と国産小麦の比較などいろんなテーマが成立するでしょう。
まとめになりますが、卒論代行で現実的にできることは、
1問題意識やテーマが決まってからの相談
2実際に書いてみて壁にぶつかってからの相談