和食
こんにちは。台風15号が日本海を北上中ですね。
今回の台風はかなり強いとのことなので、中国・四国地方の方は特に注意してくださいね。
あなたは、平成25年12月に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されていたことをご存じでしたか?
恥ずかしながら私は今まで知らなかったのですが、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」のことを、「和食;日本人の伝統的な食文化」と題して、ユネスコ無形文化遺産に登録されていたそうです。
この登録を追い風に、現在海外では幅広い年齢層において“健康的でおしゃれな食文化”として和食ブームが起こっているとのことです。日本人として、とても嬉しいことですよね。
そのなかで、全国的にも珍しい、「すし」と「和食」に特化して学ぶ調理専門学校が来年4月に東京で開校するそうです。
和食ブームを受けて、海外では日本食レストランが急増しているそうですが、実際のところ間違った和食を提供している「なんちゃって日本食レストラン」が多いことも現実だそうです。
なんでも、そもそも和食を食べたことがない人や、日本人と会ったこともない人がオーナーやシェフをしている日本食レストランが8割以上とのことで、「なんちゃって日本食レストラン」になってしまうのも当然の結果と言えますよね。
そのため、和食の魅力を世界に正しく伝えられる即戦力の需要はどんどん拡大しています。
従来すし職人とは“飯炊き3年、握り8年”という表現があるように、師と仰ぐ職人に弟子入りし、長く厳しい修行をこなさなければいけませんでした。
しかし、回転ずしなどすしの大衆化や低価格化、そして海外での人気を受けて、15年ほど前からは、すし職人養成施設が次々と設立されていたそうです。
来年開校する専門学校では、卒業と同時に国家資格の調理師免許を得られる養成施設校の指定も予定されていて、10代で修行を始めた人たちにも負けない、即戦力となる人材を育てることを最大の目的としているそうです。
近い将来、この専門学校の未来の卒業生たちによって“正しい和食”の知識が海外にも広まり、もっと和食が海外の人たちに愛されるようになることを私は信じています。