手足口病の流行について
こんばんは。現在台風11号が日本の上をゆっくりと通過中ですが、皆様怪我などはされていないでしょうか?
不必要に外出することは控えて、安全第一に行動してくださいね。
この台風が過ぎ去れば梅雨明けとの噂なので、あと一息、がんばりましょう。
さて、あなたは「手足口病」をご存知ですか?
小さい子どもを中心に保育園などで集団感染しやすい感染病なのですが、大人にも感染することがあるので、私たちも他人事ではありません。
この手足口病が、現在首都圏で猛威を振るっているとのことです。
7月6日から12日までの一週間の小児科定点医療機関当たりの患者報告数が、埼玉県では前週比2倍の12.59人、東京都では前週比1.8倍の10.34人、神奈川県では前週比1.5倍の9.2人だったそうで、いずれも警報基準値である5.0人を上回っています。
千葉県でも前週に比べて1.4倍の3.92人となったそうです。
手足口病の症状には、軽い発熱、のどの痛み、口内炎、手足や足底に水疱ができる、嘔吐、頭痛などがあります。
手足や口に水疱ができることから、「手足口病」の名前がつけられたそうですよ。
これらの症状は感染してから3~5日後に現れ、ほとんどの場合3日から7日で自然に治ります。
しかし、症状がおさまり治ったと思った後も、数週間は鼻水や便からウイルスが排出され続けますので、しばらくは周囲の人間に感染が拡大しないように気を付ける必要があります。
また、手足口病を治療するためのワクチンはまだ開発されていませんので、病院で診察してもらっても、この水疱の痒みや頭痛の症状を抑えるだけの対処療法が受けられるだけとのことです。
手足口病の感染経路には飛沫感染、接触感染、糞口感染の三つがあります。
大人に感染することはまれですが、疲れているときや体調不良のときなど、抵抗力が落ちていると感染しやすくなるそうです。
また、妊婦さんにも感染しやすいと言われています。
家族に感染者がいるときは、タオルの共用はしない、手洗いをしっかりとすることで多くの感染は防げるとのことです。
流行のピークは7月下旬、まさにこれからなので、今後も感染が拡大する可能性は大いにあります。
しっかりと手洗いうがいをして、感染予防に努めたいところですね。