遊学とは

2014-11-15

こんにちは。
気になる言葉を見つけたので、考察してみようと思います。

「遊学」ゆうがく

なにか聞きなれないこの言葉。
調べてみると、「故郷を離れて違う土地で勉強すること。国内、国外を問わない。」

「留学」は、「外国に行って学問や技術、芸術を学ぶこと。」こちらの方が一般的に使われるようです。

遊学の言葉の持つ風合いは、「故郷を離れて」というところにあると思います。
インターネットで何でも調べることができ、その地に行かなくてもその地の情報、写真、その他いろいろが手にできる今。わざわざ気になった場所へでかけ、自分の目で感じ、何かを心に書き留める。遊びながら学ぶ。遊ぶように学ぶ。

遊学、してますか?しようと思いますか?

大きな気分転換でも、ご褒美でもいいと思います。バスや電車に揺られ、たどり着いた地で浴びる日の光や、空と雲の動き、暮れる日の暖かな色合い。短期でも、長期でもいいと思います。

現代の、何でも手に入る時代だからこそ、遊学に意味があるのではないか?
心に響くものがあるのではないか?
そう思います。

例えば、まったく関係のない事柄だとしても、どこかでリンクしていて、最後には自分の厚みになるのではないでしょうか。
例えば、好きな作家さんの生まれ故郷に行って、何を感じて文章や作品を仕上げたのか感じるのはどうでしょう。
例えば、圧倒的な自然の中に身をおいて、ちっぽけな自分との対比とを楽しむのはどうでしょう。

遊学、いつかは、と心に留めて目の前の事柄に臨んでもらえれば幸いです。

若い世代にもっともするべき遊学は、昔に比べて激減しているそうです。今見ている、携帯や、パソコンの画面から少し離れて、窓を開けて空を仰ぐ。そうして、心だけ解き放つことが現代的な遊学になるのかもしれませんね。
空の色の移り変わりを意識したことはありますか?雲や星の動きは?風に揺れる木々やその葉に目をとめたことはありますか?

効果的な気分転換は、効率、能率UPにつながります。もし、現在抱えている急ぎの事柄があるようであれば、心だけの遊学を。時間的に余裕があるようであれば、故郷を離れて、本来の遊学を。
苦しい時こその、気分転換です。気分を変え、視点を変える、意識するだけで見えてくるものがあるのです。

「遊学」
自分なりの方法で、ぜひお試しください。

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