鳥インフルエンザの感染について

2017-03-26

こんばんは。
3月21日に東京で桜が開花しました。来週は全国で開花ラッシュを迎えると予想されています。
桜が咲くと「春が来た!」という気持ちになりますし、目に見える春の到来にワクワクしますよね。

開花の嬉しい知らせの後ですが、先ほど残念なニュースを目にしたので今回のブログのテーマにします。
3月24日、宮城県と千葉県によって、県内の養鶏場でそれぞれ毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことが発表されました。
問題が起こったのは約22万羽を飼育する宮城県栗原市の養鶏場と、約6万8000羽を飼育する千葉県旭市の養鶏場であり、両県はそれぞれ自衛隊の協力を得て、ウイルスが検出された養鶏場の鶏全てを対象に殺処分を行うなどして、感染拡大防止に向けた対策を取ったとのことでした。
感染した鶏はいずれの養鶏場でも採卵用で、ほぼ同じ場所で大量の鶏が死んだため農家が連絡したことにより発覚しました。
宮城県と千葉県はそれぞれ、感染が確認された養鶏場から半径3キロ以内の区域での鶏や卵の移動禁止とともに、3~10キロ以内で域外への搬出を禁じたとのことでした。

数か月前にも「この冬は野鳥の感染が過去最多である」とニュースで取り上げられており、この冬だけで北海道、青森県、新潟県の養鶏場でも感染が確認されていて、そこで感染した鶏たちも残念なことに殺処分にされてしまいました。
感染してしまえば対処法が殺処分しかないとはいえ、可哀想ですよね。

話題の鳥インフルエンザですが、どういった病気なのかあなたはご存じですか?
調べてみたので簡単にまとめてみますね。
鳥インフルエンザとは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の病気です。
鳥インフルエンザウイルスの自然宿主は野生のカモ類であり、カモ同士でウイルスを移しあうと、鶏などの鳥に対して高い死亡率をもたらす「高病原性鳥インフルエンザ」に変異します。
鳥インフルエンザは鳥同士での接触や、糞などを介して感染をもたらしますが、通常はヒトには感染しません。
世界的に見てもヒトに感染した例は極めて少ないのですが、感染例でいうと「感染した鳥の排泄物や死体、臓器などと濃厚接触した場合に限る」とのことでした。
鶏肉や鶏卵を食べてうつることはないようなので、その点は安心して良いでしょう。
また、室内でインコなど小鳥を飼っている方も多くいらっしゃると思いますが、屋外で野鳥と触れ合う機会がない限り、感染することはないそうです。

いかがでしたでしょうか?
鳥インフルエンザとは、なんだか怖いイメージがありますが、通常に生活する分には必要以上に怖がることはないということですね。
しかし養鶏場で働く人にとっては本当に死活問題ですので、早くこの問題が収束してほしいと願うばかりです。

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