ニホニウムについて

2016-06-10

こんにちは。
今日は全国的に“梅雨の晴れ間”となり、30℃を超える真夏日となる地域も多いようですね。
我が家では朝から洗濯機を3回回し、最近なかなか洗えなかったものをたくさん洗うことができたので、とても気分がスッキリしました。
“梅雨の晴れ間”は、平均すると3日に1日訪れます。
気温が上昇し、湿度が高くなるのはもちろんですが、紫外線が一年で最も多くなるのもこの時期だそうです。
アジサイ観賞などに出かけられる際は、しっかりと熱中症対策、紫外線対策をしてくださいね。
夜はホタル観賞に出かけるのにもベストな日です。貴重な梅雨の晴れ間、有効に活用してくださいね。

さて、今日のブログのテーマは「ニホニウム」です。
6月8日の午後10時30分、日本の理化学研究所のホームページで「113番元素」の名前が「日本」という名前を取り入れた「ニホニウム(Nh)」に決まったと発表されました。
なんと、日本が新しい元素を発見し、その命名権が与えられたのは今回が初めてだそうです。
理化学研究所といえば、数年前STAP細胞で世間を騒がせましたが、しっかりと世界に認められる技術を持っていることがこれで証明されて良かったと、個人的にホッとしました。
私は学生時代とにかく理科が苦手で、元素記号も全然覚えられなかったのですが、今回発見された「ニホニウム」について調べてみました。

ニホニウムとは、簡単に言うと“「30」番目の元素である「亜鉛」と、「83」番目の元素である「ビスマス」の原子核をぶつけて、衝突して核融合を起こした際にできる「113」番目の元素”のことを指します。
つまり、“「30」の亜鉛+「83」のビスマス=「113」のニホニウム”ということですね。
とても単純な足し算のように思えますが、日本で研究が始まった2001年から最終的にOKが出たのは2012年、10年以上もの長い時間がかかったのには理由があります。
それは、原子核の大きさが「1兆分の1cm」と小さくてなかなかぶつかり合わないうえに、それらが上手く当たって核融合を起こす確率が「100兆分の1」というとてつもない低確率だからだそうです。
10年以上も諦めずに同じ原子核をぶつけつづけた理化学研究所の先生方には頭が上がりませんね。

ではニホニウムで実際何ができるのかというと、ニホニウムは非常に小さくてもろく、今のところ私たちの生活に直接関わることはないそうです。
しかし、今後もっと研究が進むにつれて、何かの役に立つ日が来るかもしれませんね。
期待して待ちたいと思います。

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