中秋の名月について
こんにちは。私が住む大阪府岸和田市では、今週末にだんじり祭が行われます。
そのため、この時期はベランダに出ると、毎日太鼓などの鳴り物の音や、「ソーリャ、ソーリャ」という威勢の良い声が聞こえてきます。
一年に一回の大事なお祭りのために練習しているわけですね。
現在、今週末はあいにくの雨予報が出ているので、みんながお祭りを楽しむためにも天気が持つと良いな、と祈っています。
さて、今日のブログのテーマは「中秋の名月」です。
中秋の名月といえば、「十五夜」という言葉が思い浮かぶと思いますが、あなたは中秋の名月が必ずしも「15日」と決まっているわけではないということをご存じですか?
今年、2016年の中秋の名月はたまたま「9月15日」ですがこれはかなり珍しいことで、過去の日程を調べると、2015年は9月27日、2014年は9月8日だったそうです。
中秋の名月は、日本人にとっては“月を見ながら月見団子を食べる日”として馴染み深いイベントの一つとなっていますが、意外とその由来を知っている方は少ないと思います。
そこで、簡単に調べてみたのでまとめてみますね。
中秋の名月は、中国から伝わったと言われています。
中秋の名月とは、旧暦の8月15日のことを指し、その頃が“一年で一番、月がきれいに見える”ということから、中国では唐の時代からその日を「中秋節」と定め、“月に月餅や果物を供える”という風習があったとのことです。
その風習が、平安時代に遣唐使によって日本に伝わったと言われています。
日本に伝わった当初は、“貴族だけが月を眺めながら宴を楽しむ”といったイベントだったそうで、現代のように一般庶民に「お月見」が広がったのは江戸時代になってからだそうです。
中秋の名月の頃はちょうどお米の収穫の時期でもあるので、江戸時代初期の庶民は“収穫に感謝し、これからの豊作を願う”という意味を込めて、月を見ながら、満月に見立てた丸い芋煮を食べていたそうです。
そして、次第に芋煮ではなく、お米を原料としたお団子を食べるようになったとのことでした。
お団子も良いですが、芋煮もとっても美味しそうですよね。
また、すすきを供えるのは稲に形が似ているからであるのと、すすきの切り口が鋭いため魔除けの意味もあったそうです。
明日の中秋の名月は、家族や大切な人と一緒に美味しい月見団子をいただきながらお月見をしてはいかがでしょうか?