デング熱対策について

2015-06-18

こんばんは。
先日山の中にある広大な公園へ主人と一歳半の息子と出かけた際、山の中だし絶対蚊に刺されるだろうなぁ…と思って虫よけスプレーを振っていったのですが、私と息子は一か所ずつ刺されてしまいました。
虫よけスプレーのおかげで一か所だけで済んだのかもしれませんが…。

夏になると日本中で増加する蚊ですが、去年の夏、東京都心の公園でデング熱が約70年ぶりの国内感染が確認され、流行したこともあり本当に怖いですよね。
去年の流行があるので「今年は大丈夫なのかな?」と心配されている方も多くいらっしゃるでしょう。しかし残念なことに、今年もすでに去年以上のハイペースで感染が拡大しているそうです。

そもそもデング熱とは一体何なのでしょうか?今年の対策のためにおさらいしておきます。
デング熱とは蚊が媒介するウイルス性の感染症で、熱帯地域で多くみられる病気です。主な症状は38度を超える急な高熱や頭痛、筋肉痛であり、人から人へは直接感染しません。
世界保健機関によると、適切な処置を受けることができれば致死率は1%以下であるとされているので、「デング熱かも?」と思ったらすぐに病院にかかることが大切です。

それでは、デング熱対策としてこの夏私たちはどのような行動を取ればいいのでしょうか?主な対策として、三つ挙げられます。
一つ目は、旅行に行く際にはしっかりと網戸が取り付けられ、エアコンが備わっている、または、蚊をしっかりと駆除しているホテルに滞在することです。
二つ目は、長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくすることです。
三つ目は、屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、虫よけ剤を肌の露出部につけることです。日焼け止めを併用する場合は、必ず日焼け止めの上から虫よけ剤をつけてください。

また、虫が嫌う服が発売されていることをご存じですか?
蚊などの害虫から刺されにくくなる帝人の「スコーロン」という生地を使った服が2007年に売り出され、アウトドア用の服などに細々と使われていたそうなのですが、去年のデング熱の流行を受けて今年の販売量は去年の約三倍に伸びているそうです。
なんでも、「スコーロン」は蚊などがとまると触角や足先に虫が嫌がる成分が伝わり、刺さずに逃げていくとのことです。アース製薬が開発した気化しにくい防虫剤を、帝人が極細の糸の表面にしっかりと接着し生地にしたとのことですが、とても画期的な技術ですよね。

今年はこれ以上感染が拡大しなければいいな、と切に願います。皆さんもしっかり対策をとって、自衛してくださいね。

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