ドクタードッグプログラム
こんばんは。
最近やっと暑さが少し和らいだと思ったら、全国的に雨が降ったり台風が近づいていたりと不安定な気候ですね。秋晴れが待ち遠しいです。
さて、あなたは「ドクタードッグプログラム」をご存じですか?
ドクタードッグプログラムとは、高齢者施設や児童施設などを、「ドクタードッグ」の認定を受けた犬とその飼い主によって行われるボランティア活動のことを指します。
その歴史は1991年にアジア動物基金によって香港で始められました。
現在では香港を中心に、アジア各国へ活動が広がっているそうです。
先日、兵庫県の武庫川女子大学付属図書館でこのドクタードッグプログラムが行われていたようで、その様子がニュースに取り上げられていました。
内容は、同大付属幼稚園の園児10人が参加し、子供たちがドクタードッグに絵本の読み聞かせをするというものだったそうです。
「犬に向かって絵本を読み聞かせて何の意味があるの?」と不思議に思ってしまう方も多いでしょうが、この取り組みは平成11年にアメリカで始まったものだそうで、なんでも人間相手に読み聞かせをするより気恥ずかしさがなく、ドクタードッグも話を熱心に聞いてくれることから、子供たちが読書への自信をつけやすいとのことでした。
今回のプログラムを通じて、子供たちもドクタードッグも一生心に残る、楽しいひと時を過ごしたのだろうな、と思います。
上記のような活動を行うドクタードッグになるためには、厳しい過程を乗り越えなければなりません。
まずは健康証明書や不妊手術実施証明書などの必要書類の提出に始まり、次いで認定会、認定会に合格すれば飼い主が正会員に登録され、そして研修生として10回のインターン研修をこなした後、やっとドクタードッグに正式認定されるとのことでした。
犬は、一歳以上であれば犬種、年齢は不問だそうです。
まずは人が大好きであること、そして基本的なマナーを身につけていて、進行中の病気を持っていない犬がドクタードッグに向いているとのことでした。
ドクタードッグプログラムは、犬にとっても飼い主にとっても素晴らしい経験になること間違いなしなので、犬を飼っていて興味がある方は是非応募してみてはいかがでしょうか?