お月見
こんばんは。
秋のイベントとして日本人になじみ深いものの一つに「お月見」があります。
この時期になると色んなファーストフード店で「お月見バーガー」なども発売され、なんとも食欲をそそられますよね。
お月見といえば「満月を見ながら月見団子を食べる」というイメージが浮かびますが、あなたはお月見の詳しい意味や、月見団子を食べる理由をご存じですか?
私は恥ずかしながら知らなかったので、簡単に調べてみました。
まず、お月見の由来について説明します。
お月見は中国で始まったと言われており、奈良時代~平安時代に日本へ伝わり、平安時代の「中秋の名月」を祝う習慣として一般的になったようです。
ちなみに、中国では月見団子ではなく里芋を食べる習慣があったそうですよ。
なぜ月を祝うのかというと、電気がない時代、夜遅くまで農作業をしなければならないときに月明かりが農作業の大きな助けになっていたからだそうです。
また、秋は様々な農作物の収穫の時期なので、豊作を祈願する意味や、無事に収穫が終わったものへの感謝の意味もあったようです。
次に、お月見をする日について説明します。
お月見は別名「中秋の名月」とも呼ばれています。
旧暦では秋を「7月、8月、9月」としていたため、この真ん中がちょうど8月15日というわけです。
満月は一年に12回~13回ありますが、なかでも旧暦の8月が一番空が澄み渡り、晴れた日が多く綺麗な満月が見られるとされていたため、「中秋の名月」と名付けられたそうです。
しかし、月の満ち欠けを基準としている旧暦と、太陽の動きを基準としている現在の暦の間にはズレが生じているため、実際には毎年9月中旬から10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。
そのため、中秋の名月は毎年少しずつ違ってきます。
今年の中秋の名月は9月27日だそうですよ。
最後に、月見団子と飾り付けに使われるススキについて説明します。
月見団子がお月見のお供として食べられるようになった理由は、豊作の祈願と収穫への感謝をこめて、お米を使った月に似せたお団子を作ったのが始まりだそうです。
ススキが飾り付けに使われる理由は、ススキが稲穂に似ているからだそうです。
つまり、お米の豊作を祈って、月に似たお団子と稲穂に似たススキをお供えするようになったわけですね。
いかがでしたでしょうか?
今は昔ほど農業をする人は多くありません。しかし、農家の方の豊作を祈りながら、そしておいしいお米を作ってくれる農家の方に対して感謝の気持ちを持ちながら月見団子を食べると、今までとは少し違ったお月見になるはずです。
ぜひ9月27日に実践してみてください。