新型ノロウイルス

2015-10-06

こんばんは。
気が付けばもう10月、2015年もあとわずかですね。
今年の年賀状を作ったのもつい最近な気がするのですが…。月日が流れるのが年々早くなっているような気がします。

さて、今日は「ノロウイルス」についてお話しします。
ノロウイルスといえば、みなさんも「嘔吐や下痢で苦しむ病気」というイメージを持っているかと思います。
ウイルスが身体に入ると、24時間~48時間の潜伏期間を経て、激しい嘔吐や下痢を引き起こす、とてもつらい病気の一つです。
秋から冬に流行しやすい、おなじみのノロウイルスですが、なんと今年のはじめから日本で「GⅡ・17」と名付けられている新型ノロウイルスの感染が徐々に拡大しているとのことです。
新型と言っても主な症状は従来の型と同じなのですが、やっかいなのが「新型は従来の型が変異したものであるため、人間がそれまでに獲得した免疫が役に立たない」ということです。
つまり、ウイルスと戦うことができないため、ウイルスが身体に入ってしまえばほぼアウト、ということになります。考えただけで恐ろしいですよね…。

かつてノロウイルスが日本で大流行した年は、最近だと2006年と2012年でした。
これらの年に大流行したノロウイルスの型も、今回と同じように従来の型が変異した新型だったそうです。
そのため、今年のこれからのシーズン、新型ノロウイルスが大流行する可能性が大いにあるとのことです。

新型ノロウイルスに感染しないためにはどうしたらいいか、それは「感染経路」をまず知っておくことです。
新型とは言っても、感染経路は従来の型と同じだそうです。
現在知られているノロウイルスの感染経路は、三つあります。
一つ目は、ウイルスに汚染された牡蠣などの二枚貝を、十分に加熱せずに食べた場合。
二つ目は、感染者の糞便やおう吐物に触れ、手を介して口に入った場合。
三つ目は、感染者の嘔吐物の処理が不十分なため、それらが乾燥してホコリとなって飛び散り、口に入った場合。
これらのことからわかるように、周囲に感染者がいなければ生牡蠣などに気を付けていればある程度の感染は防げます。
しかし、外出先では誰がウイルスを持っているかわかりません。
そのため、外出時にはマスクをし、帰宅後には石けんを使った手洗いとうがいを徹底するようにしましょう。

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