犬の繁殖回数が制限される件について
こんばんは。日が落ちるのが本当に早くなって、冬が近づいているんだなぁとひしひしと感じます。
卒業論文に取り掛かっている学生さんのなかには、提出期限が少しずつ迫ってきて焦りを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
少しずつでも着実に進めていけば必ず卒論は完成しますので、焦らずに、担当教官と相談しながら一段階ずつ進めていってくださいね。
さて、今回のブログのテーマは「犬の繁殖回数が制限されること」についてです。
日本のペットショップでは、いつ見ても可愛い子犬たちがたくさん販売されていますよね。
当然、子犬たちは成長しますから、販売されている子犬たちの裏には子犬を繁殖し続ける「親犬」たちがいるわけです。
10月24日、環境省によって、ペットとして子犬を販売するブリーダーに対して、親犬への過度な負担を避けるために年間の繁殖回数を制限する方向で調整に入ったとのことです。
あなたは犬の妊娠期間がどれくらいなのかご存じですか?
犬の妊娠期間は60日程度、かなり短い期間で出産に至ります。
とても悲しいことですが、現代の日本では利益を追求するあまり、狭いケージにたくさんの犬たちを詰め込んで次々と繁殖させ続けている悪徳ブリーダーがいることも事実です。
次々と妊娠・出産させられ続けた親犬は当然ながら体がボロボロになってしまいます。
そしていよいよ出産できない体になると、悪徳ブリーダーにとってはもう“用済み”なわけで、使い捨て、つまり殺処分されることが問題視されていたようです。
人間の勝手で繁殖させられ続け、あげくの果てには殺処分されるなんて、犬の命の重みを考えれば到底許されることではありませんよね。
今回、動物愛護法に基づいて新たに設けられる規制は、ブリーダーやペットショップなど全てを対象としています。
主に親犬の母体の保護を観点としていて、繁殖回数の他にも、犬や猫1頭当たりの飼育ケージの広さについても具体的な指標を設けるとのことでした。
私からすれば、今まで規制されていなかったことが不思議なくらい当たり前なことなのですが、今回の規制によって一匹でも多くの犬たちが助かればいいな、と心から思います。