警察犬になったトイプードル~卒論のテーマとして警察犬はいける?
こんばんは。
大学四回生の皆さん、いよいよ卒業論文の提出日ですね。
提出前に、今一度論文を読み直してみてください。
・字数は足りていますか?
・書式やフォントなど、卒論の形式は規定に沿っていますか?
・誤字・脱字はありませんか?
不安な人は、提出日まで少し余裕を持った日に担当教官に最終チェックしてもらうといいですよ。
いざ提出!となってから間違いに気づいては大変ですから、恥ずかしがらずにチェックしてもらいましょう。
さて、今日のブログのテーマは「警察犬になったトイプードル」についてです。
心温まるニュースを見つけたので紹介しますね。
茨城県警の嘱託警察犬に3歳、雌のトイプードルの「アンズ」が選ばれ、1月15日の嘱託式で、警察犬章のメダルを授与されたとのことです。
なんとこのアンズちゃん、生後間もなく飼育放棄され、殺処分寸前に茨城県動物愛護推進員の鈴木博房さんに保護されたとても幸運な犬だったのです。
アンズちゃんは鈴木さんの自宅で、警察犬の訓練をしている4頭のシェパードと生活していました。
最初は最低限のしつけを受けるだけでしたが、アンズちゃんが一緒に暮らしていたシェパードと仲良くなり、警察犬の訓練に興味を示したため、共に訓練を受けるようになったとのことでした。
トイプードルは大型犬と比べて体力は劣りますが、体高が低く歩幅が小さいため、シェパードが見落としがちなボタンや錠剤といった小さなものを高い確率で見つけられる強みがあるそうです。
ところで、警察犬というとシェパードを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は他にもたくさんの犬種が指定されていることをご存じですか?
具体的には、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、ドーベルマン、コリー、エアデールテリア、ボクサー、ミニチュアシュナウザー、チワワ、柴犬、トイプードル、ジャックラッセルテリアです。
こんなにもたくさんの犬種の警察犬がいるなんて驚きですよね。
警察犬の仕事には、行方不明者や遺体の捜索、物証と容疑者を臭いで結びつけること、物証から容疑者を追跡すること、違法薬物の捜索、拳銃の捜索などがあります。
アンズちゃんをはじめ、たくさんの警察犬が今日も日本中で人間と一緒に働いてくれています。
これからも彼らの活躍に期待したいですね。
警察犬をテーマに卒論が書けるのか?!
「どうしても動物のことを卒論でやりたい!」ということから警察犬に着目される方も見えます。先行研究を調べると以下のようなものがあります。
警察犬による捜査と憲法 (富田武教授 記念号)
藤井 樹也
成蹊法学 (80), 330-310, 2014
社会と刑事法 警察犬の限界–警察犬による臭気選別の証拠能力
上村 卓也
警察時報 54(3), 96-101, 1999-03
どうでしょうか。タイトルを見てのとおり、法律系の分野と密接なものになります。また、資料も非常に少ないです。「人とイヌの関わり」をメインに取り扱って、その一部で警察犬にも触れるといった構成であれば卒論として成立する可能性はありますが、警察犬そのものに焦点を当てて取り扱うのは難易度が高いです。