文学作品の卒論が進まない?作者の意図と作品の影響を探る考察法
こんにちは。卒論代行レポラボ代表の山川です。
今日は文学作品の考察をぱぱっと進める方法をお伝えします。
文学作品の卒論を進める場合、その作品をしっかり読む。そして、その作品を研究している先行研究の内容をまとめていく。
これが基本の流れになります。でも、「本を読んで、論文を読んで、そのあとどうすればいいの?」と途中でつまづくのも定番です。
比較的新しい作品の場合
まず、あなたの取り上げている作品が比較的最近のものかどうかが最初の分岐です。
作者が存命であれば、「作者名 インタビュー記事」といった検索ワードで調べるのが一つです。
「作者本人がどんな思いで書いたのか」
「作者がどんな状況で生まれた作品なのか」
インタビューで掘り下げられていることがあります。見つけてしまえば、卒論の質が一気に上がります。存命でなかったとしても、調べてみたら生前のインタビューが残っているケースもあります。
この方法を取り入れた結果、高尚な作品論にしようと思っていたけど、作者のインタビューが「これがたまたま売れたんだよね」的な内容で、卒論の方向性が大幅に変わってしまった方も見えます。
とはいえ、文学作品であれば作者の発言がもっとも信ぴょう性のあるものとなります。作者の置かれた経済状況などもふまえると、卒論の質が上がります。
作品が古い場合
一方、作品が古い場合はどうすればいいのか。こちらもお答えします。
その作品がモチーフにされていたり、参考にされていたりする作品がないかを探します。
つまり、「他の作品に影響を与えているのではないか」という観点で見るということです。あなたが興味を持った作品と言うことは、同時代の他の作家であったり、現代の作家も興味を持っているということです。
そうした人たちが、自分の作品にその作品の要素を取り入れたり、なんらかの形でオマージュしたりすることもあります。
「作品名 モチーフ」「作品名 影響」
こういったキーワードで検索をかけてみるのも有効です。
今日の内容は以上です。自分の取り上げる作品の影響や作者のインタビューに目を向けて取り組んでみましょう!