クリスマス

2014-12-25

こんにちは、今日はクリスマスですね。
クリスマスツリーを飾ったり、家族や恋人にプレゼントを用意したり、チキンやケーキを食べたり、イルミネーションを見に行ったり…日本でもおなじみとなった楽しいイベントですが、いつごろから日本に定着したのでしょうか?

気になったので調べてみたところ、日本にとっての初めてのクリスマスは、1552年に山口県で宣教師フランシスコ・ザビエルたちが日本人信徒を招き、降誕祭のミサを行ったことだそうです。
当時の日本ではクリスマスのことを「ナタラ」と呼び、1560年頃には、京都にキリシタンら100余名が集まり盛大な降誕祭を行ったという記録も残っているそうです。
しかし、1647年に幕府がキリスト教禁止令を発令したため、残念なことに、これ以降は開国までクリスマスは日本から姿を消してしまいました。
明治時代に入ると、キリシタン放還令により、クリスマスが解禁となりましたが、まだ一部の人間のみが行うイベントであり、一般的に知られる季節のイベントではなかったそうです。
クリスマスが日本中に広く知られるようになったのは、明治37年の銀座への「明治屋」の進出がきっかけでした。
明治屋は、当時は非常に珍しかったクリスマスツリーを、店頭にディスプレイし、大きな話題を呼んだそうです。
そして、大正時代に入ってからは、有名なホテルでクリスマス晩餐会が開かれ、サンタクロースが日本映画に登場するなどして、このあたりから少しずつ国民全体に浸透していきました。
しかし、そのクリスマスブームも第二次世界大戦で再び影を潜めることとなりました。
戦後、各地で混乱を極めた日本ですが、東京の有名デパートを中心として少しずつクリスマス商戦が活気を取り戻したそうです。

このように時代の影響をダイレクトに受け続け、一般家庭にクリスマスを祝う習慣が完全に定着したのは、昭和25年頃といわれているそうです。
クリスマスが日本に導入されてから定着するまで、こんなに長い時間をかけて紆余曲折していたことに驚きました。
しかし、外国の文化でここまで日本中に浸透するとは本当にすごいと思います。
例え、キリスト教の信者でなくてもみんなが楽しめるイベントだからこそ、ここまで日本中で広まることになったのでしょうね。

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