普遍とは
こんにちは。
今日は「普遍」についてお話します。
意味-日本大百科全書(ニッポニカ)より-
”多くの、あるいは、ある範囲のすべての個別例に当てはまる共通な事柄をいい、「一般者」ともいわれる。特殊、個別に対する。人間の合理的思考はすべてことばを伴い、ことばを通じてなされる。ことばはすべて多くの事物に当てはまる共通な事柄をいうものであり、そこにことばの意味機能がある。たとえば、「三角形」という名称は正三角形、二等辺三角形、不等辺三角形というすべての特殊な三角形、また、その個別例に当てはまる共通な同一の事柄を意味する。このように多くの事物をある観点から総括し、一つのものとして把握する働きが思考の働きであり、そこに把握される「一つのもの」(多を通ずる1)が普遍である。感覚される個別の存在に対して、思考の対象である普遍が実在界においてもつ存在が何であるかは、哲学史上、古来盛んに論じられてきた問題である。[加藤信朗]”
普遍的、という使い方で良く耳にする言葉ですが、しっかりした意味はご存知でしたか?
私は少々誤った解釈をしていましたので、調べて見て良かったです。
対義語が、特殊、個別というのもおもしろいと思いませんか?
「普通」とどう違うのか。「普通」は、とくに変わっていないこと、ごくありふれたものであること。だそうです。
全ての事柄に共通してあてはまる、哲学的に論じるのは難しいのでやめておきますが、例えば「時の流れ」とか。人によって、もしくは場合によって、早く感じたり、遅く感じたりするのに、万物に共通して訪れる時間。不思議でなりません。
他にも普遍的なものはありますか?
身近な事案や事柄を当てはめて、少し思案する時間を意識的に作りましょう。アンテナを張ると、知らないこと、不思議なことがいっぱい引っかかるようになりますよ。
アンテナは、うまくキャッチする練習をしておかないと、どんどん情報が流れて行ってしまいます。意識的にキャッチする練習を行うと、文章を組み立てる際に参考になりますよ。
ポイントは、先述したとおり、身近なものにスポットライトを当てるということです。
気になったものをメモしていくだけでも、脳の練習になりますよ。とくに、知らない言葉があれば積極的に調べていくのがいいと思います。昔は、辞書を引くのも時間がかかりましたが、今はインターネットでほとんどの概要は知ることができます。アンテナをうまく張って、過ごしていきましょう。