オウム病について

2017-04-13

こんにちは。
四月に入り、このブログを読んでいただいている方の中にも、この春から新入学生、新社会人という方もいらっしゃることでしょう。
まずはおめでとうございます。
新しい生活の始まりに期待と不安で胸がいっぱいでしょうが、肩の力を抜いて自分らしく頑張ってくださいね。
暖かくなり良い気候になってきましたが、まだ朝晩は寒いので、体調にはくれぐれも気を付けてください。

さて、今日のブログのテーマは「オウム病」についてです。
先日テレビを見ていたら、オウムなどの鳥の糞などを介して感染する「オウム病」により、去年から今年にかけて、日本国内で初めて妊婦2人が死亡していたというニュースを目にしました。
鳥の糞を介して感染するとなると、私は以前からインコや文鳥を飼っているので他人事ではないと思い、慌ててオウム病について調べてみました。
以下、調べたことをまとめますね。

厚生労働省によると、1999年から今年までの国内でのオウム病の感染者は、高齢者を中心に388件、そのうち9人の死亡(今回の2人を含む)が報告されていたそうです。
オウム病は、「クラミジア・シッタシ」という細菌に感染したオウムやインコ、ハトなどの鳥類の糞を吸い込むほか、感染した鳥に噛まれること、鳥に餌を口移しで与えることでも感染するとのことです。
鳥類を飼っている方の中には、あまりのペット可愛さに餌を口移しで与えてしまう方もいらっしゃると思うので、この点は要注意ですね。
オウム病の潜伏期間は1~2週間で、症状は突然の高熱(39℃以上)や咳、重症化すると肺炎や髄膜炎を起こし、治療には抗菌薬を使うとのことでした。

オウム病は人から人へ感染することはないそうなので、抵抗力の弱い高齢者や妊婦は不必要に鳥と接触することは避けた方がよさそうですね。
また、「クラミジア・シッタシ」という細菌は、一見健康な鳥でも数パーセントは保菌していて、ストレスや体調を崩した時に糞や唾液から菌を排出し、それが感染源になることもあるそうなので、完全室内飼いの鳥でも気を付けた方がよさそうです。
しかし発症率は高くないので、もしインフルエンザのような症状が出て病院にかかるときは、「鳥を飼っている」ということを医師に伝えることが適切な治療に繋がるとのことでした。
鳥を飼っている方は特に、万が一の時の為に頭の片隅にでも入れておくと良いでしょう。

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