レポラボ採用方針について(補足)
本日はレポラボの採用方針についてお話します。
レポラボ採用ページで基本的なことは書いていますが、残念ながら弊社の方針を理解いただいていないと思われる応募も多く見受けられます。そこで、実際に頂いた質問や弊社の実情もお伝えしながら補足させていただきたく思います。
1 「少しでもいいから仕事をください!」
はっきり言います。嫌です。こちらがお金をもらう側だったとしても嫌です。
弊社の基準に残念ながら達していない応募者の方から言われることがあるのですが、依頼主様の立場を全く考えていない低レベルな発言で辟易とします。
依頼主様はプロの執筆者や専門家に書いてもらうことを望んでいるのであって、弊社の採用基準に達していなかったり、ギリギリのボーダーラインのような方に書かれたりすることは全く望んでいません。
中には同業他社様での経験を話される方も見えますが、同業他社での経験は関係ありません。同業他社で2-3年経験がある執筆者よりも、弊社で1年じっくりと経験を積んだ執筆者の方が圧倒的に上というケースが大半です。
こちらから返す質問の一例ですが、
「その同業他社様は依頼主様と直接会って要望を聞いていますか?」
「依頼主様からのフィードバックをこまめに受けていますか?」
というのがあります。
同じ論文を書く業者であっても、レポラボは依頼主様と実際に会うことも多く、他の業者様とは依頼主様の属性や求める水準も全く異なります。
2 「毎週1-2本依頼が欲しいです」「生活がかかっているんです」
「依頼主様の立場」という概念が存在しない応募者の方が多く、この発言1つで不採用にしていいレベルです。
依頼主様の満足する原稿を書いて、実際に依頼主様に満足されてから、主張をするのが筋です。もっとも、弊社品質管理部の納品基準を突破できない応募者の方が大半だというのも実情です。どういうわけか、弊社を何かの慈善団体(?)のようなものと勘違いしているような応募者の方も見えますが、弊社が求めているのは、「依頼主様の要望を満たせる優れた執筆者」であって、ただ何かを書けるといった方ではありません。
3 「〇〇と△△と□□が書けます」
例えば、ラーメンを食べたい場合、「ラーメンとカレーとチャーハンが食べれる」というお店と、「ラーメン専門」というお店があったら、私は後者を選びます。専門店の方がおいしそうに見えるからです。
「あれもこれも」と言うのは、マーケティング的にも最悪で、いったい何ができるのか全く伝わりません。
実際、依頼主様の立場でも、「文学と経済と政治が書ける」という中途半端な執筆者より、「枕草子関連の査読論文通過実績がある」といった特定の分野の専門家の方が安心感があります。
4 「なんで私が不合格なの?」「不合格とは思わなかった」
これに関しては、遠回しな言い方で「採用しない」と伝えてしまっていたがために生じる誤解でもあり、この場を借りてお詫び申し上げます。
正式に採用させていただく方には、文字通り「正式に採用させていただきたく思います。つきましては~」といった形でご連絡させていただいております。
残念ながら採用基準に達していない方に関しては、「見合わせていただく」、「検討させていただく」など、遠回しな表現となります。
ですが、日本語の曖昧さや解釈の余地といった問題が誤解を招くことのデメリットもあるため、今後は合否がよりハッキリとわかる表現を用いさせていただきます。
また、通過した方も、それで安泰といったものではなく、実際の案件に対する弊社品質管理部や、依頼主様の評価によっては、1件限りの依頼のみで終わりとなる場合があります。
かなり厳しいように思われるかもしれませんが、「弊社の依頼主様に満足される執筆者」を求めております。依頼主様と面談を行わないような業者とは異なり、弊社の場合、依頼主様の要求水準も高いです。そのため、適した執筆者を優遇し、適していない方はそもそも採用されないか、仮に採用されたとしてもすぐに居場所がなくなってしまうという環境になっております。
これは、名著「ビジョナリーカンパニー」で「バスに誰を乗せるか」と重要な論点とされていることでもあり、ご理解をお願いしております。