SNSをテーマに卒論を書く!(2024年編)
こんにちは。卒論代行レポラボ代表の山川です。
今日はSNSを卒論の題材にしようと思う人向けの内容です。記事のタイトルに「(2024年編)」とついていたことに「どうして?」と思った方は鋭いです。
なんと、SNSを卒論で取り上げようとした先輩方が12年以上も前にたくさんいたのです。
当時はツイッター(現X)もできて間もなく、一般人の使用率は限られたものでした。日本ではmixi(会員制のSNS。招待してもらわないと使えない)が一大勢力で、facebookも流行り始めた頃でした。
みなさんが頭に思い浮かべたインスタグラムやtik tokは存在しませんでした。
12年の時を経て、またSNSは卒論の一大テーマとしてよみがえりました。しかもより社会的影響力も大きくなり、卒論としては難易度も格段に上がりました。
卒論として取り組むのは昔よりも大変ですが、皆さんの身近なものなので、取っかかりやすさは抜群です。
卒論では研究の背景や目的を書くことになります。
「実際に使っている」
「社会的な影響力がある(実感している)」
こういった実体験をもとに書けるのがSNSをテーマにした時の強みとなります。卒論を進める上で重要なのは問題意識とテーマ設定です。これらがしっかりしていれば、分量も確保しやすくなり、一気に書き進められます。
インスタグラムやtik tokなどが皆さんの身近になった点で意識してほしいのは、通信技術が発展し、画像や動画などを送信するのが容易になったからです。12年前にも画像や動画は送りたかったのです。でも、当時は通信制限がありました。そんな大容量のものを気軽に何個も送れませんでした。
技術の発展があり、みんなが気軽に動画や画像を世に公開できるようになりました。
また、従来は個人の趣味レベルだったのが、「インフルエンサー」の登場と増大により、それを仕事として成立させる人や組織が現れました。
簡単に言うと、インフルエンサーはコンテンツを世に発信して、ファンを集め、そのファンの数や質が企業からの信頼を生み、広告収入やスポンサー収入などを得るという流れです。コンテンツとは、役立つ情報、PR、きらびやかな写真や動画などのことです。
もともと趣味だったハズが、楽しい場になり、みんなの生活必需品レベルにまで育ち、そこにビジネスやお金が生まれる環境となったのです。
つまり、ビジネスとしての視点を盛り込むと、SNSの卒論は深みが一気に出るのです。多くの人や組織がインスタグラムやtik tokを有意義なビジネスの場と認知し、使いこなそうとしています。人々が集まり、活気が生まれ、そこになぜか経済が成立している。
こういった問題意識や着眼点を持つと、いろんな仮説を立てられるようになるでしょう。
今までだったらテレビやラジオに出るしか発信方法がありませんでした。当然それらに出演するのは狭き門です。
SNSならば、今この瞬間にアカウントを解説してコンテンツを世に発信することができます。今この記事を読んでいるあなたも同様です。もちろんあなたの卒論を読む担当教官だってSNSで研究成果をお披露目することができます。
影響力を持つSNSやアカウントがある一方で、大半は埋もれます。
「身内との連絡でしか使わない」
「お気に入りの人を見るのにしか使わない」
こういった発信は一切しないという使い方も多いです。発信するとしても身内や友達、家族向け。
つまり、発信者ではない側の使い方や需要にも目を向ける必要があるということです。あなたの友人や家族はどんな風に使っているのか、「わざわざ発信しようと思わないのはなぜか」こういった心理的な障壁にも目を向けられると、SNSを取り巻く人たちの全体像や構図が見えてきます。
ここまでインスタグラムやtik tokといった新しいSNSを中心に述べてきました。
ここからは筆者も使っているツイッター(現X)について少し触れます。筆者のフォロワーは現在12,000人。何かツイートすると10万回閲覧されます。実体験をもとに、卒論のネタになる着眼点をお伝えします。
もともと見るのが専門で、特に目立った発信はしてきませんでした。ここ2年間は「ワンピースカードゲーム」のことを中心に情報を発信し、フォロワーが激増しました。
もしあなたがSNSで少しでも情報を発信したり、コンテンツを公開してきたのであれば、それらの経験がそのまま卒論の内容になります。
「簡単にフォロワーが増えた!」なら、増えた理由を分析し、そこからSNSにいる人たちの気持ちやニーズに焦点を当てるだけで1-2章は熱く書けます。
逆に「全然フォロワー増えないよ!」という場合でも心配はいりません。
「私はこういう方向で取り組んだけど、閲覧者の需要を取り込むことができなかった」
こういったことを論じるだけでも独自性が高まります。
卒論では、「この論文だけの新しい点は何?」と指導教官から突っ込まれます。文系の卒論だと独自の実験がほとんどできません。文献を読んでつなぎ合わせるだけだと、別に何も新しいことが生まれません。
それがSNSで少しでも情報発信したことがあれば、自身の取り組みを盛り込むだけでオリジナルな内容になるのです!
今日の記事は以上です。ぜひ、自身の体験を盛り込んだり、SNSにいるインフルエンサーや身内の人たちの使い方にも着目して書き上げていきましょう!
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