卒業論文の量
こんにちは!今回は、卒業論文の量についてお話しします。
卒業論文の量、つまり文字数は学部によっても異なるとは思いますが、大体は20000字程度というところが多いようですね。
20000字と聞くと、果てしなく長い旅のように感じてしまいますよね。20000字なんて、そんなに気が遠くなりそうなほどたくさんの文章を書ける気がしない…と、取りかかる前から目を瞑り、壁を作ってしまいそうになります。
そこで、考え方を少しばかり変えてみましょう。文字数ではなくA4の原稿用紙何枚分であるかを考えてみるのです。
もちろん学部によって一枚当たりの文字数や枚数は違ってくるでしょうが、例えば一枚400字詰めの原稿用紙だと考えると50枚分です。どうですか?このように考え方を変えてみれば、あなたにも卒業論文が書ける気がしてきませんか?
いや、そんなことはない、50枚なんて多すぎる!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、いきなり頭から50枚書けと言われたらすごく大変ですよね。
しかし、一般的に卒業論文は概要、目次、本論、結論、付録、参考文献といった大まかな構成が決まっています。さらに言えば、項目ごとに第○章、第○節…と細かく章立てされていますので、50枚を項目の数で割ってみたらどうでしょうか?項目ごとに枚数を考えると、そんなに高い壁であるとは感じなくなりませんか?
また後程詳しくお話ししますが、卒業論文を書くにあたり章立てというのはとても大切なものです。卒業論文は、まずテーマを決め、そして章立てするところから始まります。
先ほどもお話ししたように、いきなり頭から順に詰めて書くのはかなり大変ですし、書いているうちにどんどん話がずれていく可能性もあります。そうならないために、最初は項目ごとに広く浅く書いていき、字数に合わせつつ具体例や引用などをはさみながら、どんどん内容を大きく膨らませていくことが卒業論文を簡単に書くコツでもあります。
まずは、卒業論文に対する苦手意識をなくしましょう。卒業論文を書くことはすごく大変なことである、とほとんどの学生さんはイメージしていると思います。しかし、卒業論文は確かに大学で学んだことの集大成ではありますが、飛びぬけて難しいことをするわけではないのです。普段の授業の課題レポートなどをこなせているのなら、誰でも問題なく書けるはずです。卒業論文を大きな塊として考えるのではなく、小さな項目の集合体と考えることが気を楽にするコツだと私は思います。