セルカ棒
こんばんは。皆さんは「セルカ棒」というものをご存じですか？
「セルカ棒」とは「セルフカメラ棒」の略称で、一般的には1m程度の伸縮できる棒の先にスマホを装着し、グリップ部分のスイッチでスマホのカメラを操作する棒のことを指します。
セルカ棒での撮影は長い棒を使うため、真上からや真下からなど、手で取るよりも自由な角度から撮影でき、インカメラ撮影でも腕を伸ばすという負担をかけずにしっかり撮影できることがセルカ棒の特長であり、韓国の女性たちからブームに火がつき、その後日本でもテレビで紹介されるなどして、現在日本でもじわじわと人気になりつつある便利なアイテムです。
私が、地元でセルカ棒を使って自撮りをしている高校生の集団を初めて見たのはつい最近のことだったのですが、渋谷のスクランブル交差点などの観光名所では、外国人観光客がセルカ棒を使って渋谷の街を背景に自撮りする姿がよく見られるそうです。
しかし、人混みでのセルカ棒の使用が他の通行人の迷惑となったり、また動物園の進入禁止のところへ差し出して撮影したりと、現在ツイッターを中心にセルカ棒の使用マナーについての議論が盛り上がっているとのことです。
確かに、セルカ棒は便利なアイテムに間違いありませんが、もちろん使用するにあたってのマナーには気をつけなければなりませんよね。
周囲の状況を気にせずに無茶な使用方法でセルカ棒を使ってしまうと、周囲の方の迷惑になるだけでなく、スマホを落として故障させてしまったり、周囲の方を怪我させてしまったりしてトラブルの原因にもなりかねません。
また、東京ディズニーリゾートでは三脚などの写真撮影補助器具の使用が禁止されているため、セルカ棒もそれにあたるということで、原則的には使用禁止とされているそうです。
一方、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは特にセルカ棒は禁止されておらず、場内でセルカ棒を使用している来場者は多数いるようですが、今後規制が行われるかもしれませんね。
今後も若者たちを中心に広がっていく可能性は大いに考えられるセルカ棒ですが、現時点では個人にゆだねられている使用方法についてのマナーやルールなどをしっかり取り決めることが、無用な事故や事件を起こさないためにも必要だと私は思います。
