皆既月食
こんにちは。せっかくの桜のシーズンだというのに、悪天候が続きますね。
皆さんはお花見に行かれましたか?私は運よく、雨の合間を縫って二回行くことができました。どちらも平日でしたが、公園では親子連れを中心とした、たくさんの花見客でにぎわっていました。
さて、話は変わりますが、昨晩(4月4日)、満月が地球の影にすっぽり入り、赤黒く見える皆既月食が、北海道や東北地方を中心として全国各地の晴れた場所で観測されたそうです。このブログを読んでくださっている方の中にも、「見たよ!」という方は多くいらっしゃると思います。
私は、少し前にこのニュースを知って絶対見ようと思っていたのに、昨日はすっかり忘れてしまっていて見ることができませんでした…。とても残念です。
昨晩観測された皆既月食は、欠け始めから終わりまで約3時間半の天体ショーだったとのことで、次に日本で見られるのは2018の1月31日だそうです。
前回日本で皆既月食が観測されたのは半年前だったとのことなので、次のタイミングまでかなり長く感じてしまいますね。
皆既月食とは、太陽と地球、月が一直線に並んで起きる現象のことを指します。太陽の光が地球の大気で散乱したり屈折したりして、月にはかすかな赤い光が届くため、月は真っ暗でなく赤銅色と呼ばれる独特の色に見えるのです。
似た名前の天体現象に「皆既日食」というものがありますが、これは地球から見たときに太陽が月の影に隠れ一部、もしくは全体が見えなくなる日食のうち、特に月が完全に太陽を覆い隠す場合のことを「皆既日食」と呼ぶので、当然のことながら「皆既月食」とは全く違う現象です。
しかも皆既日食が前回日本で観測されたのは、2009年7月22日に奄美大島などの一部の地域でのみだったそうです。
ちなみに、次回の日本での皆既日食は2035年9月2日、石川県の能登半島~北関東を結ぶ線上で観測できると予想されています。
皆既日食は、皆既月食に比べるとかなり観測できる頻度は低く、しかも限られた場所でしか観測できないようです。
天体には皆既月食、皆既日食の他にも様々な現象、魅力があります。
これから気候もどんどんよくなってくるでしょうし、星がきれいに見えるところでのんびりと天体観測なんていうのも良いですね。