キッズウィークについて
こんにちは。
今日の午前、各気象台によって四国、中国、近畿、東海、関東甲信地方での梅雨入りが発表されました。
私が住む大阪では久しぶりに雨が降り、肌寒い気温となっています。
じめじめした梅雨の季節になると食中毒のリスクも高まるため、衛生管理にはしっかり気をつけたいところですね。
さて、今日のブログのテーマは「キッズウィーク」についてです。
あなたは「キッズウィーク」という新しい制度が2018年から始まるかもしれないということをご存知ですか?
5月24日に開催された教育再生実行会議において、安倍首相が冒頭挨拶の場でこの制度についてのアイディアを公表したそうです。
更に、この制度は6月1日に提出された教育再生実行会議の第十次提言にも盛り込まれており、今後文科省によって具体的な政策が検討される、とのことでした。
キッズウィークについて簡単に説明します。
キッズウィークとは、小中高生の夏休み期間を5日ほど短くする代わりに、別の時期の月曜日~金曜日を休みに振り替え、土日と合わせて大型連休にしよう、という取り組みです。
別の時期、というのは地域によって異なる時期が設定されるため、旅行などの繁忙期をずらそうという狙いがあります。
また、キッズウィークで子供の学校が休みになるため、その期間に大人に有給休暇を消費してもらう、という思惑もあるようです。
地域によって休暇を分散するなんて果たしてうまくいくのだろうか?と思ってしまいそうですが、実際、ドイツやフランスではすでに地域によって休暇を分散する制度が行われており、成功を収めているそうです。
個人的には、学校の夏休み期間は長すぎるような気もするので、5日間別の時期に振り替えるこの制度には賛成なのですが、インターネット上では「いらない」との声が多数あがっているとのことです。
その理由に多く挙がっているのが、「サービス業、中小企業で働く人がそんなに都合よく有給を取れるわけがない」ということです。
プレミアムフライデー然り、政府は新しく制度を施行するだけでなく、“それを実際使える人がどれだけいるのか”、また“使える人を増やすにはどうすればいいのか”、までしっかり考えてほしいな、と私は思います。