児童虐待の通報・相談窓口「189」

2015-07-08

こんにちは。昨日は七夕でしたね。お天気は全国的にあまりよくなかったですが、織姫さまは無事彦星さまに会えたでしょうか?
昨今、テレビやインターネットなどで痛ましい児童虐待についてのニュースをよく目にします。
どうして罪のない子どもたちがそんなにつらい目に合わなければならないのか…、どうして周りの人間は虐待に気が付くことができなかったのか、どうにかして助けることはできなかったのか、と毎回憤りを感じます。

7月1日、児童虐待の通報や相談窓口となる全国共通ダイヤル「189(いち早く)」の運用がスタートしました。
実はこれまでも10ケタの電話番号(0570-064-000)で受け付けていましたが、世間では「覚えにくい」と不評だったそうで、覚えやすい3ケタの電話番号を求める声が上がっていたとのことです。
確かに、覚えにくい番号より覚えやすい3ケタの番号の方が気軽に電話しやすいので、通報や相談件数は確実に増えそうですよね。

今回の変更により、189をダイヤルすれば24時間年中無休で、最寄りの児童相談所の窓口などに電話が転送されることになりました。
平成26年8月の時点では、全体の約29%である60カ所の児童相談所で夜間・休日には職員が対応することができなかったそうですが、職員の増員によって相談体制も整備したとのことです。
今回の変更の狙いはズバリ「児童虐待の早期発見につなげること」だそうで、厚生労働省虐待防止対策室は「虐待は通報してもらわないことには把握できない。近隣住民などのアンテナを活用していきたい」としています。

また、「1」から始まる3ケタの電話番号は警察の「110」や消防の「119」など、緊急性を必要とする場合に割り当てられるとのことです。
新しい番号が割り当てられたのは、海難事故通報の「118」が設定されて以来、15年ぶりとなるそうです。これだけ児童虐待が世間で重く受け止められているということですね。
今回の変更で一件でも多くの通報や相談件数が増え、一人でも多くの子どもが救われることを心から祈っています。

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