楽曲レポート

2015-03-31

みなさんこんにちは、しんみはるなです。
『しんみはるなのレポラポブログ』第4回目。
今回は、【アーティストの楽曲を考察をするレポートの上手な書き方】についてお話しさせていただきます。

大学時代、私の所属していた学科では、文化研究をする講義がありました。歴史や政治の絡んだかたっくるしい題材を扱うのかな?と思っていたら、全くそんなことなくて。音楽とか、映画とか、若者が食いつきそうなカルチャーについて考察し、理解を深めていこう!感性を磨いていこう!という趣旨の講義でした。
日本のポップシーンを代表するアーティストのPVを見て、アーティストが楽曲に込めた想いは何なのか?映像を通して伝えたいことは何なのか?を紐解いていくという作業を半年かけて行っていました。
実際の講義で題材として取り上げていたのは、ミスチルや宇多田ヒカル、浜崎あゆみといった、日本人なら誰でも知っている有名どころばかり。大学時代から音楽は大好きだったので、講義だけど講義じゃないみたいで、いちばん楽しみな時間でした(笑)

さて、ここからが本題なのですが、こういった楽曲に対しての考察をするレポートを書く場合、どうやって書けばいいのかわからないですよね。感覚的なことを言葉にしなければならないので、普段書いているような論理的なレポートとは違って、少し難しい。でも、大丈夫です。コツさえつかめば、案外スラスラ書けるようになりますよ。何点か、わたしが考える楽曲レポートの上手な書き方についてお話ししたいと思います。
まず、念頭に置いておくべきは、あくまで主観による考察であるということ。アーティストサイドは、受け手に自由な発想をさせるために、あえて多くを語らないというスタンスの方が多いです。(まれに楽曲解説をするアーティストもいますけどね。)だから、リスナーには本当のことなんてわからないんですよ。逆に言うと、必ずこうだ!という正解がない分、なんでも書けてしまいます。なので、論理的なレポートのように客観的な視点は持たなくても大丈夫です。自分自身の感性を最大限に使って、思いの丈をめいっぱい書き連ねましょう。
文章構成としては、まずは歌詞の考察を書いて、そのあとに映像の考察を書くという流れだと、書き進めるごとに楽曲の深部に迫っている感じになっていいかと思います。アーティストの活動スタンスも楽曲を作り上げる大事な要素なので、書き始めでそのあたりも触れられるといいですね。映像に関しては、アーティストによってつくり方が全く違ったりするので、自由課題の場合はストーリー性があるPVで描かれているものを選びましょう。ストーリーがある分、考察しやすくなります。歌詞に関しては、言葉からの考察なので、比較的書きやすいのではないでしょうか。その歌詞に対して何を感じたか、また、自分自身と重なる部分はあるか。自分自身の体験も織り交ぜながら書きましょう。
最後には、楽曲を通して感じたこと。どんな影響を受けたかなど、自分自身の気持ちを書いておくと、楽曲と書き手の繋がりができて読み手に伝わりやすいです。

なかなか書くことのない課題かとは思いますが、もしもそんなレポートを書く機会があれば参考にしてみてください。

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