ジカ熱について

2016-02-16

こんばんは。
今日、テレビのワイドショーでインフルエンザが大流行している件が取り上げられていましたが、あなたやあなたの周りの人は大丈夫ですか?
私の周りでも、何人かインフルエンザに罹っている人がいるので、本当に流行しているんだなぁ、とひしひしと感じます。
予防注射を受けた人でも罹るときは罹ってしまいますので、外出時にはマスクを着用し、帰宅後の手洗いとうがいを徹底して、なるべく感染しないよう心がけたいものですね。

さて、今日のブログのテーマは「ジカ熱」についてです。
あなたは「ジカ熱」をご存知ですか?
少し前によくテレビでも報道されていたので、ご存じの方も多いことと思いますが、簡単におさらいしておきます。

ジカ熱とは、デング熱などと同じように蚊が媒介する病気の一つで、中南米を中心に流行が拡大しているようです。
基本的には症状がない、もしくは軽いため、感染に気が付かないこともあります。
具体的な症状は、蚊に刺されてから数日後に軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などですが、さほど心配することはありません。
しかも、一度感染すると抗体ができるため、生涯この病気に感染することはなくなるそうです。
ここまで聞くと、全然大したことない病気だと思ってしまいそうですが、唯一深刻な症状を引き起こすのが、「妊婦」に感染した場合です。
ジカ熱が猛威を振るっているブラジルでは、昨年10月以降に頭が小さい「小頭症」の赤ちゃんが4000人近くも生まれており、その一部の赤ちゃんからジカ・ウイルスが検出されたことから、妊娠中の母親が感染した影響による可能性を指摘されているそうです。
小頭症の症状には、脳が十分に発達しない、知能障害、運動障害などがあります。
症状が重ければ、生後間もなく亡くなってしまう赤ちゃんも少なくないようです。

ブラジルでは、今年の夏開催予定のリオデジャネイロオリンピックに向けて、国を挙げてジカ熱撲滅キャンペーンを行っているようです。
しかし、あと数か月で完璧にジカ熱を抑え込むことが果たして可能なのか、いささか疑問でもあるので、妊婦の方はしばらくは海外への渡航は避けた方が良いでしょう。

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