麻痺性貝毒について

2017-05-04

こんにちは。ゴールデンウィークもあっという間に後半ですね。
我が家のゴールデンウィークは、幼稚園年少の息子が連休直前に風邪をひき、それが家族全員にうつってしまったため、なかなか大変な連休になりました。
連休明けにすぐ親子遠足があるので、それまでには母子ともに元気になりたいところです。

さて、今日のブログのテーマは「麻痺性貝毒」についてです。
春になり、美味しいアサリのお味噌汁が飲みたくなる季節になりました。
4月の週末や、この連休中に潮干狩りを楽しんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、アサリやハマグリなどの二枚貝は、餌のプランクトンが原因で毒を持つことがある、ということをあなたはご存じでしたか?
なんでもこの春、大阪湾をはじめとする大阪府の海域において、貝毒を持った二枚貝が多数発見されているとのことです。

大阪府のホームページには、以下のように警告がなされていました。
・大阪府の海岸では、現在、天然のアサリなどの二枚貝の毒化が確認されている。
・毒化した二枚貝を食べると、手足のしびれといった麻痺や下痢などの症状が発生することがあり、重症の場合は呼吸麻痺を起こし死に至ることもある。
・二枚貝の毒化が解消されるまでの当面の間は、大阪府の海岸で天然のアサリなど安全性が確認されていない二枚貝を採って食べないように。

貝毒を持った貝は、見た目では分からないそうです。
しかも、貝毒は熱に強いため、加熱しても分解されないとのことでした。
それならこの春は二枚貝を食べない方が良いの!?と思ってしまいそうですが、スーパーなどに並ぶ貝は出荷前にきちんと検査されているため、貝毒を心配する必要はないそうです。

現在貝毒対策として、潮干狩り場では「潮干狩り用のアサリ」と「安全な持ち帰り用のアサリ」を分けているようなので、潮干狩りを楽しみたければきちんと管理された潮干狩り場に行きましょう。
また、淀川下流などの“穴場スポット”で無料の潮干狩りに興じる人も多いそうですが、大阪府の担当者によると「潮干狩りを楽しむのはいいが、食べることは絶対にしないで」とのことでした。
「知らなかった」では済まされないこの貝毒、レジャーなどで潮干狩りに行く可能性のある方は頭の片隅にでも入れておくと良いでしょう。

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