airbnb

2015-04-16

近年、海外から日本へ観光に来る外国人旅行者が増え続けているそうです。
その背景には、円安や観光ビザの緩和、そして格安航空会社(LCC)の就航拡大・増便などがあるそうですが、そのために主要都市にあるビジネスホテルやカプセルホテルの稼働率は常に80%以上を維持しているとのことです。
私は実は6年ほど前から3年間、正社員として大阪のビジネスホテルで働いていたことがあるのですが、そのころからも「年々外国人旅行者が増え続けているな…」と感じていました。
全てのホテルがそうであるとは一概には言えませんが、多くのホテルは稼働率によって価格が変動するシステムになっています。
つまり、稼働率が低い、つまり空室がたくさんある日は安い値段に設定し、逆に稼働率が高い、空室がほとんどない日は高い値段に設定するわけですね。
そのため、ホテルの稼働率が常に高いということは、宿泊料金も常に高いということになります。
ツアーで来られている旅行者は旅行会社を通したパックで組まれている料金で宿泊することが決まっていますが、個人で来られている旅行者にとっては「少しでも安く泊まりたい」と思うのは当然だと思います。
実際私もホテルのフロントで働いているとき、飛び込みで来られた外国人旅行者に「もっと安いホテルは近くにないのか」「ユースホステルは近くにないのか」などと聞かれることもしばしばありました。

そんな中、少しでも安く泊まりたい外国人旅行者の間で「airbnb」というサイトが注目されているとのニュースを見ました。
「airbnb」とは、自宅の空き部屋を外国人旅行者に貸し出すというサービスで、サイトにホストとして登録しておけば、宿泊したい旅行者を気軽に泊めてあげることができるそうです。
ホスト側は宿泊料を自由に設定できるため、旅行者との触れ合いを楽しみながらも、お小遣い稼ぎをすることが可能となります。また、利用者側はホテルに比べて安く宿泊ができるうえ、その家に住むホストとの交流を通して、地元民ならではの情報を集められるので人気を集めているとのことです。

まだまだ日本は諸外国に比べて「見知らぬ他人を家に泊める」という文化になじみがないですが、これからどんどん国際化が進めばこのような宿泊のスタイルも増え、一般的になるかもしれませんね。

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