高所平気症について

2016-04-14

こんにちは。もうすぐ四月も後半に差し掛かりますね。
新入学生や新社会人の皆さんは、少しずつ新しい環境に慣れ始めてきた頃でしょうか?
緊張がほぐれ始め、油断した時が一番体調を崩しやすい時です。
まだまだ朝晩は冷え込みますので、くれぐれも体調には気を付けてくださいね。

さて、今日のブログのテーマは「高所平気症」についてです。
4月10日、大阪市阿倍野区のタワーマンション最上階である43階から、6歳の女の子が転落死するという痛ましい事故がありました。
この事故をきっかけに、テレビのニュースやワイドショーなどによって「高所平気症」という言葉が取り上げられましたが、初めてこの言葉を耳にした方もいらっしゃったのではないでしょうか?
私がこの言葉を知ったのは、この事故が起こる少し前でした。
私はマンションの15階に住んでいるのですが、一瞬目を離したすきに2歳の子供が外の景色を見ようと一人でベランダに出ていて、本当にヒヤッとしました。
すぐにインターネットで対策方法を調べ、ベランダの窓の子供の手が届かない高いところに補助錠を付けたのですが、補助錠が付けられない窓はそのままにしてあるのでまだまだ安心できない状況です。

「高所平気症」とは、「高所恐怖症」の逆の意味、すなわち“高いところを平気と思う感覚”のことを指します。
近年、日本では高層マンションに住み、子育てをする人が増えています。それに伴い、高所平気症の子供が急増しているとのことです。
一般的には、子供が高いところを危険だと思う感覚は4歳ごろまでに発達するそうです。
ところが、それまでの時間を高層マンションの部屋で過ごした子供は高いところに慣れてしまい、恐怖心が育たないケースもあるとのことでした。
子供を高所平気症にさせないために大切なことは、公園の滑り台や鉄棒、ジャングルジムなどの遊具で遊ばせて高さに対する意識を養わせることだそうです。

また、これからの季節は暑くなり、窓を開け放つ機会も多くなります。
窓を開け放つ機会が多くなる季節に子供の転落事故は多くなるというデータもあるため、子育て中の家庭は子供から目を離さず、ベランダに足台になるようなものは置かないということを徹底する必要があります。

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